20世紀SF 3 1960年代 (河出文庫 ン 2-3)

著者 :
制作 : 中村 融  山岸 真 
  • 河出書房新社
3.70
  • (10)
  • (12)
  • (24)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 188
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309462042

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 個人的には、クラーク、ゼラズニイ、ニーヴンの作品が好み。
    オールディスの静かな終末、ディレイニーの優しい作品も好きか。
    バラードが、意外とわかりやすい話書いているなーとも思った。

    で、エリスンはやっぱりエリスンだった。

  • 好きだなあと思ったのは「やっぱりきみは最高だ」「街かどの穴」「大陽踊り」「月の蛾」。SF初心者なので、色々な作者を一気に読めるアンソロジーは楽しいし面白い。

  • 3巻は60年代。〈ニュー・ウェーブ〉の時代。

    毎巻、巻末の解説はその時代のSFの流れについて書かれていて、
    俺みたいに半可通なSF者には概説として勉強になる。

    最近、バカな少年犯罪でよく漫画やゲームが言及されるのは、
    マンソン・ファミリーが『異星の客』を引用していたことの繰り返しか。
    カルチャー的なことから言えば、この頃のアメリカと今の日本はある意味近いものがあるのかな。

    さて、感想。
    印象に残っているのは
    『復讐の女神』ゼラズニィ
    ゼラズニィはあんまり読んでないんだけど、おもろいわ。なんかヴィジョンが漫画的。いや、だから好きってわけじゃないよ。

    『コロナ』ディレイニー
    一番印象に残ったのが『コロナ』。
    最後で泣きそうになる。年とともに涙腺が緩んでしょうがないね。
    カウンターカルチャーの頃だから、虐げられし者たちの物語もこの頃から増えてきたようだ。

    『メイルシュトレーム2』クラーク
    クラークはやっぱいいわ。
    『2001年宇宙の旅』みたいな壮大な話じゃなくて、どうやって助けるか、みたいなエンジニア系の話のほうが好きだな。
    『メイルシュトレーム2』もそう。

    『リスの檻』ディッシュ
    なぜか、以前、ディッシュとバラードがごっちゃになっていた時期があったけど、こうやって並べて読むと全然違うな。
    『リスの檻』は名画(笑)『ホーリー・マウンテン』をどこか思わせる。

    『月の蛾』ヴァンス
    かなり面白かった。
    なんとなくスラップスティック。もしかしたら、仮面にもっと深い意味が……。

  • 2004年11月19日

    カバーデザイン/祖父江慎
    カバー装画/笹部紀成
    フォーマット/粟津潔

全16件中 11 - 16件を表示

著者プロフィール

東京都在住。A型なのかO型なのか分からないが、家族からはA・友人からはOと言われるシュレディンガーな血液。TCA卒業後は筋トレに励んで、60キロの重り担いでスクワットしてる。
少年漫画の熱さと少女漫画のときめきが好き。女主人公でしか筆が進まない自分。強い女が好きなので、泣きながらでも立ち上がる女をこれからも書きたいです。
これからも応援宜しくお願いします。

「2022年 『JKレーサーはレスキュー隊員のお姉さんにメロメロなので時速300キロで告白します』 で使われていた紹介文から引用しています。」

クラークの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×