短篇集 シャーロック・ホームズのSF大冒険(上) (河出文庫 レ 3-1)

制作 : マーティン・H・グリーンバーグ 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 45
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309462776

感想・レビュー・書評

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  • SF寄りのパスティーシュ短編集。上巻にある、「シュレディンガーの猫」をホームズ譚のあの話に絡めたストーリーはアイディア賞もので、読後の余韻が良。

  • (上下巻共通)
    シャーロック・ホームズを主体にし、ホームズの時代、現代、未来、死後?をそれぞれ舞台とした SF 短編集。
    幾分、ファンタジーの要素主体の作品もありましたが、全体的に楽しめる作品集でした。
    「脇役」とか「仮想空間の対決」とかの雰囲気が特に良かったと思います。

  • ホームズのSFパロディ短編集

    上下に分かれてて上は過去のホームズ

    マスグレーヴの手記
    探偵の微笑み事件 ※アリス
    ロシアの墓標 ※モリアーティ『小惑星の力学』から
    “畑のステンシル模様”事件 ※依頼人はドイル
    行方不明の棺 ※吸血鬼
    第二のスカーフ ※題名は原作「第二の汚点」から 宇宙人
    バーバリー・コーストの幽霊 ※あの女(アイリーン)の妹
    ネズミと名探偵 ※コメディっぽい ホントは名探偵じゃなかった!?
    運命の分かれ道 ※タイムマシーン&タイタニック
    リッチモンドの謎 ※タイムマシーン
    サセックスの研究 ※原題「緋色の研究」のもじり 晩年のホームズ

  • ホームズパスティーシュの短編集。ワトスンを皮肉ったりドイルを皮肉ったり、様々な作品が読めてとても面白かった。なかでも「探偵の微笑み事件」はかなり好き。
    全体を見たときに、SF大冒険というタイトルのわりにSF要素はそこまでないのが少し残念かなと。

  • 表題からわかるように、各短編にはSF的要素が含まれている。(というか、編者がSF的要素を含めるように作家に依頼した)
    文庫で上下2冊になっていて、過去、現在、未来の3部構成になっている。上巻には「過去のホームズ」の途中までを収録。

    お気に入りは、「”畑のステンシル模様”事件」。イギリスで畑で模様といえば、あのこと以外無いですね。ホームズは、その原因をプラズマ・・・等とは言わず、いたずらだと見抜きました。ちなみに、この事件を持ち込んできたのは、アーサー・コナン・ドイル氏。

    この他にも、タイムマシンや吸血鬼、タイタニックなどが出てきます。

  • あ、上下巻間違えてました。

  • ホームズもののパロディ/パスティシュは出るもの全て読んでますが、大体はがっかりさせられます。
    が、これは派手ではないですが、にんまりさせられる粒揃いの短編集でした。
    下巻も期待。

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