- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309463841
作品紹介・あらすじ
ドゥルーズの直系にして最もドゥルーズ的な哲学者が諸概念を横断しながら、ドゥルーズ哲学のエッセンスを閃光のようにとりだして、危うく美しいその思考のラディカリズムを浮き彫りにする珠玉の名著。文庫訳し下ろし。日本語版オリジナル「ドゥルーズとグァタリ」を併載。
感想・レビュー・書評
-
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784309463841詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「哲学は」あるいは「哲学とは」という主語が思いの外、多かった。こんなにまで哲学を詳解する本だとは思わず、面食らいながら読んでいた。比喩や修辞が豊富で飽きさせない筆致。こんなにまでカラフルでヴィジュアルなテキストはそうそうない。ドゥルーズについての予備知識はほぼ皆無だが、先日述べた経緯で購入。十分楽しめる内容だった。
哲学(関連)書を読むというのは、他の本を読む骨法とは明らかに違う気がする。何か別の思考を持ち出さざるを得ない。もしそれが無い場合は、それを授けてくれることもある。知の階段を一段でも上る。頭での理解には至りにくく、時に肉体へ打ち込むような、体感するものなのである。知識を得るためというよりもむしろ、その難解な言説を読まんとし、何かを感覚し、その浮上するイメージを噛みしめる。そういうスタンスで対峙している。
やはりフルスイングしているのを見るのは気持ちがいい。
http://cheapeer.wordpress.com/2013/07/27/130727/