- Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309463902
感想・レビュー・書評
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『ハローサマー、グッドバイ』の続編小説。
SFであり、ミステリであり、恋愛小説でもあり、青春小説でもある。
ある種中二病的とでもいうのか、青くて自尊心強めの子供世代の登場人物が多く、保守的な大人世代と対立する構図が前半主なのですが、痛々しくて辛かった。読むのにもエネルギーが要りそうです。
でも、恋愛小説的な観点からみると若くて強く一途な思いは甘酸っぱくて好きでした。
私は『ハローサマー、グッドバイ』を読んだのが大分前なのですが、できれば記憶が薄れないうちに読んだほうがいいと思います。設定も色々増えてたり。 -
『ハローサマー、グッドバイ』がおもしろかったので、続編も読んでみました。前作の縮小再生産に陥らず、新たな魅力を創出しています。
SFミステリ小説、といっていいと思いますが、よくぞまあこれだけうまく組み立てたものだと感心しました。そのうえ、箱庭感があまり感じられないのですごくよかったです。【2019年1月12日読了】 -
『ハローサマー、グッドバイ』の続編
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SFで、ミステリーで、さらに青春ものです。前作「ハローサマーグッバイ」を先に読んでおくと、いっそう楽しめます。?
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恋愛小説が終盤にかけてSFらしくなる
釈然としなかった『ハローサマー、グッドバイ』の結末からの経緯も分かる -
2020/10/5読了
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愚鈍かつ保守的な老人に対する若者のエネルギー!という対立軸が、若者(30歳)から見ても鼻につく程に際立っている。最後まで読んでもこうした設定に必然性があるとは思えなかった。これが500ぺージ以上続くので、苦痛と感じる人は本当に苦痛ではないだろうか。
主人公の言動や能力も、昨今叩かれてる俺TUEEE的なもので、ちょっと薦められない。 -
とてもよく出来た筋立てて、面白かった。
けど、前作である<a href="http://mediamarker.net/u/ikedas/?asin=4309463088" target="_blank">ハローサマー、グッドバイ</a>ほどじゃ無いかな。
前作はページを繰る手が止まらず、一気に最後まで通読してしまったけれど、
本作は、なんども休み休みで、のんびりゆっくりした通読となったことからも、その差は明確だろうと思う。
ただ、この感想は、個人的嗜好に拠るものが多分にあるだろうけど。
本作の方が、作品としての完成度というか、しっかり具合は上だと思う。
けど、ぼくは、前作の方が格段に好きです。
チャームよりブラウンアイズの方が、圧倒的に好みですしw
それはきっと、恋愛課程の長さだったり、
エピソードの多さがそうさせているのだろうと思います。
物語の主題をどこに置いているか、ということなのでしょうね。
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パラークシの記憶 (河出文庫)