パピヨン 下 (河出文庫 シ 10-2)

著者 : アンリ・シャリエール 平井啓之

• 河出書房新社 (2019年4月19日発売)

感想・レビュー・書評

[すうさんの感想 · 2023年9月29日]

下巻は、悪魔島からの脱出に成功して、ベネズエラで晴れて自由人となるところまでが語られる。
特に、映画では描かれなかった悪魔島脱出後の経緯がすこぶるおもしろく、著者が生活力に長けていたことが随所に伺われる。脚色された部分もあるようだが、それはそれとして、読み物としてとびっきりの作品であることはまちがいない。

[Ted Nakanoさんの感想 · 2021年7月27日]

翻訳のせいか、文体は読みにくいのですが、それを補う迫力がありました。事実は小説よりも奇なりとはこのことでしょう。

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2019年3月26日]

映画『パピヨン』公式サイト｜6月21日（金）ロードショー
http://www.transformer.co.jp/m/Papillon/

河出書房新社のPR
凄惨を極める仏領ギアナ徒刑所からの脱走を試みるパピヨンは、度重なる挫折と過酷な懲罰に耐え、ついに命を賭けて海に身を投げる――。自由を求める男の不屈の精神が魂を揺さぶる、衝撃的自伝。映画化。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309464961/

著者プロフィール

1906年、南仏生まれ。11歳で母親を失い、早くから非行に走る。25歳のとき無実の殺人罪で無期懲役の判決を受け、仏領ギアナ徒刑場に送られる。幾度もの失敗を重ねた末、44年に脱獄に成功。1973年逝去。

「2019年 『パピヨン　下』 で使われていた紹介文から引用しています。」