十二月の十日 (河出文庫 ソ 3-2)

  • 河出書房新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309467856

感想・レビュー・書評

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  • ジョージ・ソーンダーズ 著、岸本佐知子 訳『十二月の十日』/アメリカで"作家志望の若者にもっとも文体を真似される作家"の短編集 | 小説丸(2020/07/08)
    https://shosetsu-maru.com/recommended/book-review-653

    【今週はこれを読め! エンタメ編】ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』に泣く! - 松井ゆかり|WEB本の雑誌(2020/01/23/)
    https://www.webdoku.jp/newshz/matsui/2020/01/23/101922.html

    【第73回】間室道子の本棚 『十二月の十日』 ジョージ・ソーンダーズ/河出書房新社 | 特集・記事 | 代官山T-SITE | 蔦屋書店を中核とした生活提案型商業施設
    https://store.tsite.jp/daikanyama/blog/humanities/12127-1050270108.html

    十二月の十日 :ジョージ・ソーンダーズ,岸本 佐知子|河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309467856/

  • ひええ、おもしろかった…!
    暴力や報われなさ、悲哀を突き抜けた先に滲むおかしみが岸本佐知子さんの翻訳と相性抜群で、むうむう唸りながら読みました。

    はじめて読む著者の本なのですが、1編読むごとにずぶずぶ沼にはまっていくように、その世界に引き込まれていきました。
    何事もなかったように始まるのに、読み進めていくうちにその"ヤバさ"の核が見えてくる感じが癖になります。
    恐ろしさや気持ち悪さがごった煮になったどろどろの中に、小さな美しい光がきらめくような瞬間に救われたような気持ちになったり。

    「スパイダーヘッドからの逃走」はぐわんぐわん感情を揺さぶられて、映画を1本観たような疲労感と共に読了。
    「訓告」「センプリカ・ガール日記」のじわじわと不快感が押し寄せてくる感じにぞくり。
    「わが騎士道、撃沈せり」は喜劇と悲劇の塩梅が絶妙だし、翻訳するのが楽しかったのでは…と感じさせるセンスにあふれた訳を堪能できました。

  • どの短編も、登場人物が(設定も)常軌を逸しています。心情的に寄り添うのがとても難しくて、戸惑いながら読み続けました。が、最後まで読んで、なぜか晴れやかな気持ちになっています。私みたいなポンコツも、生きてていいんだ…的な。まだ頑張れそうです、私。

  • 読んでて気持ちのいい文章ではない。訳も微妙な気がする。最後のお話の最後の方だけよかった。絆のしずく。

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著者プロフィール

1958年テキサス州生まれ。なにげない日常を奇妙な想像力で描く、現代アメリカを代表する作家。おもな小説に、『短くて恐ろしいフィルの時代』、『リンカーンとさまよえる霊魂たち』(ブッカー賞)など。

「2023年 『十二月の十日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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