- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309474182
感想・レビュー・書評
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ノンフィクション
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理想宮の詳細が図示してあることが良い
シュヴァルの人生や残した芸術は崇高なものの、この本の文はつまらない -
シュヴァルの理想宮という奇妙な建築物のことは知っていた。
しかしそれを造り上げたシュバル自身のことは詳しく知らなかった。
この本はシュヴァルの生い立ちから、当時の周りの反応などに迫っているようだ。
そして、おそらく建築物に対する副読本として読むのがベターだと思われる。
読むにつれ、実際に建築物を自分の眼で確かめて初めてシュヴァルの世界に近づくことが出来るのだと当たり前のように感じるのだ。
そういった意味でこの本は副読本の域を出ない。
ただ、僕の場合は「一つ事に従事するシュヴァル」がどんな人物だったか、という部分に興味があったので☆4つとした。 -
イタリアにわすれたので復刊してください
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フランスに実在する、シュヴァルという人が作った石積みの建物についての本。
郵便配達をしながら石を拾い、33年という長い時間をかけてこつこつと築き上げていったということに、感心させられる。個人的にはもっとすっきりした建物が好みだけど、実際に訪れてみたい、とちょっと思う。 -
シュヴァルさんのおすすめ。
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妄想力、ここに極まれり。
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しがない郵便配達夫があしかけ30年以上かけて、配達途中に石を拾い、周りからは変人扱いされながら、ついには自分の理想の宮殿を完成させたという実話。完成した宮殿は都築 響一 著「珍日本紀行」にのっていてもおかしくないほど装飾過多で悪趣味ではあるが、継続は力なりという言葉を体現したシュバルの意志の強さを私は讃えたい。