サバイバルする皮膚: 思考する臓器の7億年史 (河出新書)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309631318

感想・レビュー・書評

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  • 人間にしかできない創造を可能にしたのは、120万年前に体毛が無くなったことが大きく関係しているらしい。これまであまり注目されてこなかった皮膚には、バリア機能だけでなく、五感に加え紫外線、超音波、磁場等を感知できる能力を備えているということが明らかになってきている。脳と同じ情報処理能力を持った臓器であるという新しい認識を持つと、日常生活の見え方や感じ方も変わってくる。

  • 469-D
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  • 地球上における生物や人間の進化のなかで皮膚はどんな役割を持ってきたのか。

    この著者の本を今まで読んできたがこの本はそれらの集大成とも言える内容で非常に興味深かった。

    皮膚には触感だけなく視覚、聴覚、臭覚、味覚など五感の全てを感知する能力がある可能性が高いし、実際少しずつそのことが解明されている。

    読みすすめるほどにワクワクしてきて興奮がおさまりません。

    素晴らしい内容の本です。超おすすめです。

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著者プロフィール

1960年生。京都大学工学博士。資生堂研究員、JST CREST研究者、広島大学客員教授を経て明治大学MIMS研究員。主著に『皮膚感覚と人間のこころ』 『驚きの皮膚』。表皮研究で世界的に知られる。

「2021年 『サバイバルする皮膚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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