- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309740096
感想・レビュー・書評
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わたしが思想史との相性が悪いのかあまり面白いと思えなかった。政治思想に関する前提知識もそんなにないので、読んでいてもよくわからない箇所もあった。シェイクスピアの後だとなおさら退屈に感じる笑。
ただ小熊英二の評論は良かった。
・丸山眞男が日本人の「主体性」を考え続けたこと
・ないと見えるけども実は江戸期(荻生徂徠)の思想に日本人の主体性の萌芽を見ることができる
・天皇制は、主体性を損なわせる「無責任の形態」だとしてこれを批判。
・時勢についての論考は丸山眞男にとってはサブ(夜店)みたいなもので、本当にやりたいこと(本店)は古典の研究。実際、時勢についての論文を彼が精力的に書いていたのは50年代まで。
・東大法学部で南原繁(天皇制支持)に師事、だが後年彼は天皇制を否定していく。
・左からも右からも叩かれがち
というようなことがわかり勉強になった。
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[ 内容 ]
没後10年を迎えて、戦後最も重要な思想家・丸山真男の新たな像を浮き彫りにする決定版。
小熊英二へのインタヴュー、米谷匡史と道場親信の対談、埴谷雄高および鶴見俊輔との対話の他、多数の論考や丸山真男論を収録。
[ 目次 ]
インタビュー 小熊英二 丸山眞男の神話と実像
対談 米谷匡史
道場親信 丸山眞男を読みなおす―その論点と可能性
論考
著作解題
対話
丸山眞男コレクション
丸山眞男論
丸山眞男の時代
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ] -
烏兎の庭 第二部 箱庭 5.9.06
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto02/diary/d0605.html#0509