- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309740539
感想・レビュー・書評
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井筒俊彦という人のすごさがわかる。
が、執筆陣の知識、考え方が高度なので、読んでいて、論理展開についていくのが大変。(というかついていけてない)
何度か時間をおいて読まないとわからない。
イスラム、禅、言語、宗教と縦横無尽に考えられるところがとにかくすごい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
興味深かった、けどほとんど全員が同じことの繰り返し、という節がないでもなかった
すごく老子に近い考えもあるような気がするけどあんまり本人も触れていないのかなと思ったり -
ムック。
責任編集:安藤礼二、若松英輔
版元リンク
<http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309740539/>
【目次】
【特別対談】
安藤礼二×若松英輔
コトバの形而上学 井筒俊彦の生涯と思想
【特別収録】
ジャック・デリダ (訳=丸山圭三郎)
[書簡]〈解体構築〉DECONSTRUCTIONとは何か
【井筒俊彦を読む】
大江健三郎 ——井筒宇宙の周縁で 『超越のことば』井筒俊彦を読む
田口ランディ ——『意識の形而上学----「大乗起信論」の哲学』を読む
吉村萬壱 ——下から
池田晶子 ——『意識と本質』を読む
日野啓三 ——言い難く豊かな砂漠の人
ジャン・コーネル・ホフ(訳=野口良次) ——井筒哲学を翻訳する
【インタビュー】
高橋巖 (聞き手=安藤礼二・若松英輔)
——エラノスで会った〈非〉学問の人
【井筒哲学の可能性】
中沢新一 ——創造の出発点
安藤礼二 ——呪術と神秘 ・井筒俊彦の言語論素描
若松英輔 ——光と意識の形而上学・ 井筒俊彦とベルクソン
中島岳志 ——「東洋の理想」の行方・ 大川周明と井筒俊彦
山城むつみ ——井筒俊彦とロシアと文字と戦争と
上野俊哉 ——スピリチュアル・アナキズムに向かって
【井筒哲学の基層】
河合俊雄 ——井筒俊彦とエラノス精神
末木文美士 ——禅から井筒哲学を考える
頼住光子 ——井筒俊彦と道元
池内恵 ——井筒俊彦の主要著作に見る日本的イスラーム理解
納富信留 ——井筒俊彦とプロティノス
澤井義次 ——井筒俊彦とインド哲学
【井筒俊彦と東洋哲学】
鎌田東二 ——詩と宗教と哲学の間 言語と身心変容技法
野平宗弘 ——地球社会化時代の東洋哲学 井筒俊彦とファム・コン・ティエン
松枝到 ——「読む」ことの教え 井筒俊彦から受け取ったこと
永井晋 ——〈精神的東洋を索めて〉 光の現象学
井筒俊彦 略年譜 -
東西の叡智を一身に体現する世界的思想家・井筒俊彦の可能性に迫る/大江健三郎、デリダ、中沢新一、高橋巌、中島岳志、山城むつみ、河合敏雄、末木文美士、田口ランディ、吉村萬壱、他