- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309761480
作品紹介・あらすじ
なぜ世界最大の秘密結社となりえたのか。目指すものはなんだったのか。フリーメイソンの成り立ちから、西欧神秘主義、近代合理主義との融合、さらに市民社会への関わりと、その軌跡をたどりながら、真実の姿を明らかにする。フリーメイソン研究第一人者による決定版。
感想・レビュー・書評
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日本人には、この組織がどうしても怪しげなものに思えるのだが、一方的な視点では語られないほど深い歴史があるのだと感じる。
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フリーメイスンリー文献としては日本語のものとして学術的に最高水準
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18世紀イギリスで結成された市民結社の歴史。
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2013年3月19日
装幀・デザイン/ヒロ工房 -
・ルパンでお馴染みのカリオストロ伯爵がフリーメイソンだったのか、ということに驚き。
・フリーメイソンのエプロンなんてのも初めて知った。 -
フリーメーソン憲章は1723年に発行された。
フリーメーソンの最初のロッジは、コーヒーハウスだった。コーヒーハウスでは、ペニーでコーヒーが飲めて新聞が読めた。ペニー大学と呼ばれていた。
18世紀のイギリスフリーメーソンを推進した最大の思想は、ニュートンに象徴される自然科学。
理神論的な発想がフリーメーソンの根底にあることは間違いないが、無神論とは一線を画しているという点である。
フリーメーソンは18世紀のヨーロッパ文化に隅々までいきわたっており、フリーメーソンを研究することは18世紀ヨーロッパ文化を研究することと同義である。
フリーメーソンにおける神性すなわち、宇宙の偉大な建築(Great Architecture of the Universe) の示すGが使用される。
ワシントンもフリーメーソン会員。
インドでは当初、現地のインド人はフリーメーソンへの加入が許可されていなかった。その理由はヒンズー教が多神教であり、宇宙の偉大な建築師たる唯一の紙を信じるフリーメーソンとは相容れないとされたから。