- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309763088
感想・レビュー・書評
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ふくろうの本の各国歴史ものはけっこう説明が細かいのだ。大きな流れがちょっとつかみにくい。
チェコの南はオーストリア、スロバキアの南はハンガリー、それぞれこの2国に支配されていた歴史があった。
チェコスロバキアとしては1918年から1992年まで。
第一次世界大戦でオーストリア・ハンガリー帝国が崩壊し、「チェコスロバキア共和国」となる。1992年、一連の社会主義国の崩壊で「チェコ共和国」と「スロバキア共和国」となる。
チェコの北西はドイツ、チェコとスロバキアの北はポーランド。
第二次世界大戦終了時にはズデーテン地方(ドイツ国境)に住んでいたドイツ系住民の「移送」がポツダム宣言で決まり、1950年までに約320万人のズデーテン・ドイツ人のうち95%がドイツなどへ去った。これは総人口の2割にあたった。無人となった土地は新たにチェコ人やスロヴァキア人の住みかとなった。ドイツ側はこれを「ドイツ人追放」問題となる。ハンガリーとの間では合意が成立し数万人のハンガリー人が去った。
・有名人
カレル・チャペック 「山椒魚戦争」は途中で挫折。
文化人とかのページもあるとよかったと思う。カフカはプラハ生まれだった。ずっとドイツ人だと思っていた。
<ズデーテン>
本来のズデーテンは北モラヴィアとポーランド国境のズデーテン山脈付近をさすが、コンラート・ヘンラインの運動により、チェコとドイツ国境のチェコのドイツ人居住区域を指すようになった。オーストリア・ハンガリー帝国領 →第一次大戦後、チェコスロバキア領 →1938年ミュンヘン協定によりドイツ領 →第二次世界大戦後、チェコ領
2021.10.30初版 図書館 -
2021年12月11日(土)丸善ジュンク堂梅田。