私の生ひ立ち (女性文庫 よ 1-1)

著者 : 與謝野晶子

• 学陽書房 (1996年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[nakaizawaさんの感想 · 2022年10月14日]

「私の生ひ立ち」与謝野晶子著・竹久夢二画、女性文庫、1996.07.20
178p ¥680 C0195 (2022.10.15読了)(2008.01.19購入)

【目次】
私の生ひ立ち
一　茶の袢纒・ひよこ・竹中はん
二　狸の安兵衛・お歌ちゃん
三　お師匠さん・屏風と障子・西瓜燈籠
四　夏祭
五　嘘
六　火事
七　狐の子供
八　たけ狩
九　堺の市街
私の見た少女
南さん
楠さん
おさやん
山太郎のおみきさん
忘れないもの　　大庭みな子
後記　　与謝野光
解説　　上笙一郎

☆関連図書(既読)
「みだれ髪　チョコレート語訳」与謝野晶子著・俵万智訳、河出書房新社、1998.07.06
「みだれ髪Ⅱ　チョコレート語訳」与謝野晶子著・俵万智訳、河出書房新社、1998.10.09
「みだれ髪」与謝野晶子著、新潮文庫、2000.01.01
「初恋に恋した女　与謝野晶子」南條範夫著、講談社文庫、1997.05.15
「BOOK」データベースより）amazon
自らの生い立ちについては、ほとんど語りたがらなかったとされる晶子が、大阪・堺の町に暮らした幼き日々を、忘れ得ぬ友を、なつかしき故郷のたたずまいを、エピソードをまじえながら綴った全集未収録の名作。堺での女友だちを回想した「私の見た少女」４編も収録。詩情あふれる夢二の挿絵２２点を再録。

著者プロフィール

1878（明治11）年大阪府堺市生まれ。堺女学校に進み、「源氏物語」などの古典や、尾崎紅葉・幸田露伴・樋口一葉の小説を読む。1900年、後の夫・与謝野鉄幹が主宰する新詩社「明星」に短歌を発表し、翌年処女歌集『みだれ髪』を刊行、大きな反響を呼ぶ。1942（昭和17）年死去。

「2008年 『全訳　源氏物語　五　新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」