最上義光 (人物文庫 な 1-5)

著者 : 永岡慶之助

• 学陽書房 (2009年11月10日発売)

感想・レビュー・書評

[たんさんの感想 · 2011年10月18日]

前半部分は政宗が、後半部分は小森田番内というオリジナルキャラ？が大半を占めていたような小説だった。最上の生涯を華やかに追ったものを期待していただけにちょっと残念でしかたなかった。また息子の義康が政宗と小森田番内に持ち上げられているので、義光がさらに文句ばかり言われていて義光好きの人には余りオススメできないものだと思う。政宗好きの方なら母親との和解や歴史に沿った部分での出来事が政宗中心に書かれているのでいいかもしれない

[上総介さんの感想 · 2010年4月25日]

権力者への阿諛追従との評価を受ける最上義光。最上家の永続を願い、なりふり構わず奔走した彼の謀略と心のうちを描いています。時代背景の説明のため、途中、伊達政宗物語になりつつあったのが残念。

2010.04.21読了