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- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784313752856
作品紹介・あらすじ
「私は死なぬ。あの父を超えてやる」。織田信長の次男・信雄は、信長の伊勢攻略のため、名門・北畠家へと養子に出される。信長の命ずるまま養父北畠具教を殺し、結果が全ての峻厳苛烈な信長に認められるため、二度にわたる織田軍と伊賀忍者との全面決戦(天正伊賀の乱)に突入していく…。狂気の父・織田信長、父以上の養父・北畠具教、心の父・明智光秀。三人の父との相剋と琴瑟。孤独な戦いの果てに信雄がみたものとは。
感想・レビュー・書評
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暗愚に描かれていると思っていたので、けっこう意外な織田信雄像だったし、意外な展開だった。
途中でちらっと登場した丹羽長秀もイメージと違っていたし。
本能寺の変以降は書かれないけど、この信雄像では難しいかな…。
歴史物として小牧・長久手の役とかも期待していたので、そこが書かれてなかったは残念。
ちょっとフィクション性が強過ぎだけど、読み物としては面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「あの父」を超えるには・・・認められるか、それとも・・・殺すか。
父にも認められず、家臣にも恵まれず。信頼できる相手は、蝋燭だけ。信雄の孤独との闘いと心の葛藤を描いていて、胸がつまった。本能寺の変を起こした光秀とのやりとりが特にいい。
涙度…10ぱー ハラハラ度…10ぱー
笑顔度…0ぱー 切なさ度・・・80ぱー
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