- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784314009478
作品紹介・あらすじ
スタジアムという空間、応援という行動-ファンの視点から描く画期的な日本戦後史。
感想・レビュー・書評
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野球に興味なく、野村克也さんを知ったのもヤクルト監督以降という私でも興味深い内容。
プロ野球と南海ホークスを日本の近代史と日本と大阪の文化と企業経営とマーケティングと都市計画と、いろんな側面から楽しめ、
そしてなぜ、野村さんが巨人や長嶋さんが嫌いだったのかもわかったような気がする。
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再読。
南海ホークスを著した資料としても非常に価値が高い。
あの野郎が入団していたら、柿色軍団とタイガースとホークスの人気関係は変わっていたのだろうなと思うのと、今の福岡のホークスが南海時代の歴史をもっと尊重すべき。 -
子どものころから、南海ファンだったので、この本を見つけた時は即読みました。
昔の大阪球場のナイターはきれいだったのになあ。弱かった南海ホークスがいい感じだった。 -
149.03.7/15.2刷、並、カバスレヤケ、帯付。書庫。
2003年9月1日、5刷、並、帯付
2013年4月16日、白子BF
ダブリ本 -
福岡に住んでいる私がなぜ「福岡」のホークスを素直に応援できないかの理由がちょっとだけわかったような気がしました。
弱い「南海ホークス」が好きだった私は今の福岡ドームで「無邪気に」応援するホークスファンと一緒にされたくないって思っていたんでしょうね。 -
(2003/07)
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僕が物心ついたとき、ホークスはダイエーのものだった。この本は、それよりもっと前、まだ南海電鉄という会社がホークスを持っていた頃のお話。ホークスは関西の球団だったんだなあ、ということをあらためて思わせてくれる一冊。
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いやーすごい調べてるなあ。その1点で感服。
僕は西武が好きだけどこんな仕事はできないだろうなあ。
しかしすでにもう8刷まで出てることを考えると、人気あるんだろうな。
この本。確かに面白い。
とくに60年代の子供の野球体験(壁にむかってボールを投げて試合を
イメージする)と、今の子供(若者)の野球体験(球場に行って、
決まった踊りを踊る)との違いに言及した点はおもしろかった。
まあでもこれ文化史と銘打っているわりに、日本の経済・社会状況に
振り回されるプロ野球とファン、という主従関係が自明とされている
よな気がして、その点はものたりなかったかなあ -
南海ホークスの歴史とともにパ・リーグの古きよき時代が書かれている1冊。当時ライバル球団であった阪急ブレーブスとの比較もおもしろい。