- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784314010023
作品紹介・あらすじ
遠く中国奥地から飛来する黄砂が、地球の温暖化を防いでいた?!雨を降らす種となり、海のプランクトンの餌にもなる黄砂の謎を求め、韓国・中国そして敦煌へ。
感想・レビュー・書評
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毎年、春になるとやってくるものがある。その一つが黄砂だ。ありがたくない名物だが、中国や韓国では黄砂に対して衛生面・保健面で問題視されるくらい深刻な現象となっている。
黄砂を探っていくと、地球環境問題とつながりがあると著者は述べている。黄砂が飛び交っている空間を「第二の岩石圏あるいは土壌圏」と述べるように、研究の可能性に注目している。
黄砂の研究をめぐる様々なドラマもあり、黄砂について考える機会になった。 -
黄砂は春の風物詩。でも何で春?秋に来たり、来る時期が早くなるのって、地球の温暖化と関係があるの?と疑問に思ったので読んでみた。ご存知のとおり、黄砂は偏西風にのってやってくるので春と秋に来るんだけど、春の砂は乾いているのでより飛びやすいんだって。夏の雪解け水で湿った秋の砂は遠くまで飛ばない、ということらしい。という話はこの本の一部で、他にもたくさん、黄砂についての研究が載っていて面白い。研究テーマの立て方や、具体的な実験方法など、一般の人が読んでもわかりやすいと思います。何より研究が楽しそうなのが伝わってきて、いいです。本来、研究ってこういう「わくわくするもの」だよなあ、と思いました。
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黄砂と言えば、春の到来を告げるのどかなイメージだったが、研究者の目で、色々書かれいて、ためになった。エジプトに旅行に行った友人が、行きは12時間だけど、帰りは10時間ョ^^言っていたが、偏西風の影響かな・・・
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分類=地学・黄砂・中国・大気汚染・地球温暖化。06年3月。
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黄砂研究の現在を覗ける本。それ以上のものは読み取れなかった。(makon)