黄砂: その謎を追う

著者 :
  • 紀伊國屋書店
3.07
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本棚登録 : 39
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314010023

作品紹介・あらすじ

遠く中国奥地から飛来する黄砂が、地球の温暖化を防いでいた?!雨を降らす種となり、海のプランクトンの餌にもなる黄砂の謎を求め、韓国・中国そして敦煌へ。

感想・レビュー・書評

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  •  毎年、春になるとやってくるものがある。その一つが黄砂だ。ありがたくない名物だが、中国や韓国では黄砂に対して衛生面・保健面で問題視されるくらい深刻な現象となっている。




     黄砂を探っていくと、地球環境問題とつながりがあると著者は述べている。黄砂が飛び交っている空間を「第二の岩石圏あるいは土壌圏」と述べるように、研究の可能性に注目している。




     黄砂の研究をめぐる様々なドラマもあり、黄砂について考える機会になった。

  • 黄砂は春の風物詩。でも何で春?秋に来たり、来る時期が早くなるのって、地球の温暖化と関係があるの?と疑問に思ったので読んでみた。ご存知のとおり、黄砂は偏西風にのってやってくるので春と秋に来るんだけど、春の砂は乾いているのでより飛びやすいんだって。夏の雪解け水で湿った秋の砂は遠くまで飛ばない、ということらしい。という話はこの本の一部で、他にもたくさん、黄砂についての研究が載っていて面白い。研究テーマの立て方や、具体的な実験方法など、一般の人が読んでもわかりやすいと思います。何より研究が楽しそうなのが伝わってきて、いいです。本来、研究ってこういう「わくわくするもの」だよなあ、と思いました。

  • 黄砂と言えば、春の到来を告げるのどかなイメージだったが、研究者の目で、色々書かれいて、ためになった。エジプトに旅行に行った友人が、行きは12時間だけど、帰りは10時間ョ^^言っていたが、偏西風の影響かな・・・

  • 分類=地学・黄砂・中国・大気汚染・地球温暖化。06年3月。

  • 黄砂研究の現在を覗ける本。それ以上のものは読み取れなかった。(makon)

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