デザインってなんだろ?

著者 :
  • 紀伊國屋書店
3.40
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本棚登録 : 207
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784314011457

作品紹介・あらすじ

デザインを知ること、歴史を知ること―― ブックデザインの世界を颯爽と駆け抜けてきた著者が、 長年の経験と博覧強記の知識を駆使して、デザインや 美的感覚が、そもそもどのように形成されていったか、 歴史の糸をときほぐしつつ解説する渾身のデザイン論。 混迷する文化状況を俯瞰し、その行く末を占う読み物 としても楽しめる、基礎教養が詰まったコンパクトブック。

●カラー図版豊富
●PUR製本で開きやすい
●新書よりやや大きいハンディサイズ(178mm×110mm)
●カバーは目立つ蛍光イエロー

感想・レビュー・書評

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  • 誇るべきは、余白の美しさに気付いていた日本人の感性

  • 印刷物のデザイナーとしての視点でデザインの歴史を追っていく形式で、広く浅く学べて読みやすかった。
    所々に筆者の政治信条の匂わせがあったり、私見が述べられたりしていたので、少し批判的な目で読んでしまう部分があった。

  • ( ..)φメモメモ
    インターネットの監視網によって万人を納得させることの難しさが浮き彫りになってきた。効率を重視したテクノロジーやコンピュータをベースとした「効率社会」では、ディテールを失う。ディテールを失うことは「退屈さ」と紙一重。日本のデザインが劣化しそうな気配もある。
    インターネット上の誤字脱字、誤情報、乱暴な文脈、ジャスティフィケーションの無視なども同じく。

  • おもしろいー

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50055473

  • 0075
    2018/11/03読了
    タイトルのシンプルさに惹かれて読む。
    ほんと、デザインってなんだろ?
    「デザイン」の歴史というか、デザインに分類されるまでの歴史を説明した本。
    図書館で借りた本だが、手元に置いて辞典代わりにしたい。
    大学で習ってなんとなーく覚えていたことがきちっと定着される感があった…。
    他の本も読もう。

  • 何事にも歴史があるということ。
    コンピュータ技術の向上は表現を高度にするか?劣化させるか?
    "人間の強みは「改変(アレンジ)力」「デフォルメ力」にある"

  • デザインの歴史を「色」「表現」「ロゴ」など、デザインを構成する様々な切り口から解説している本。

    金沢21世紀美術館に行ったときに、デザインなるものをもう少し理解してみようと思い購入。
    デザインの基礎を学びたいと思ってたが、読んでみると種子が違った(笑)
    デザインの変化と社会背景(特に産業面)の変化は深くリンクしていることが良くわかる。

    特に印刷技術の発展とデザインの変化は深くリンクしている。

    現代、そして未来に向かってこの技術がさらに発展することで、最終的に人間は素材を入力するだけしか必要がない、なんて時代が到来するのでは?という問いに対しては「No」。
    AIやPCに真似できないのは人間の「センス」
    なぜなら、表現を楽しむ・感じるのはPCではなく、人間なのだから。
    この点は考えさせられた。

    世界史学んでいる人は楽しめると思います。

  • デザインの歴史を分かりやすく、面白く触れられる。
    色の意味や、モリスが持ち込んだフォーマットというレイアウト、敷き詰め装飾の話が面白かった!

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著者プロフィール

松田行正
本のデザインを中心としたグラフィック・デザイナー。自称デザインの歴史探偵。「オブジェとしての本」を掲げるミニ出版社、牛若丸主宰。『眼の冒険』(紀伊國屋書店)で第37 回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。著書に、『デザインってなんだろ?』(紀伊國屋書店)、『デザインの作法』(平凡社)、『にほん的』(河出書房新社)、『独裁者のデザイン』(河出文庫)、『眼の冒険』『線の冒険』(ちくま文庫)、『RED』『HATE !』『急がば廻れ』『デザイン偉人伝』『アート& デザイン表現史』『戦争とデザイン』『宗教とデザイン』(左右社)などがある。

「2023年 『グラフィック・ビートルズ(3,600円+税、牛若丸・Book&Design)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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