- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784315524314
作品紹介・あらすじ
退屈は誰だって嫌なもの。今の時代,少しでも手持ち無沙汰になるとスマートフォンに手を伸ばし,動画やゲームで気を紛らせようとしがちです。でも,もし「退屈」には重要なメッセージが隠されているとしたら,どうでしょう? スマホに見入っている場合ではないかもしれません。
本書は最新の心理学研究をもとに,実は「退屈」という感覚が私たちに伝えている重要なメッセージを読み解き,上手に生かす方法を教えてくれます。
ひと言で言うなら,退屈は「今,あなたは人生に満足していない。行動を起こして,状況を変えなさい」と伝えているのです。今の自分を進化させ,人生を変えていくときだと—。そのためにはまず,「気晴らしに逃げず,自分を見つめることが大切だ」と本書は主張します。
そうして得られる答えは人それぞれ,千差万別ですが,「そもそも退屈とは何か?」「どういうときに人は退屈を覚えるものなのか?」「真に退屈が解消される条件とは?」など,最新の豊富な研究結果に基づいて本書が紹介する知識をつかめば,きっと自分にとって最適の答えが見つかるはずです。
感想・レビュー・書評
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退屈焦り、没頭リラックス、実行可能な目標
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2階心理学 : 141.6/DAN : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410167256
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R050903Sunマックで読了・退屈が引き起こす仕事のミス対策は?・やりがい
順応錯視→脳が退屈が苦手だから長時間凝視した後に錯視が見える現象
退屈な工場の軽作業・ミス防止のため☆R050909Sat結婚式に行くべきホテルを間違える・2回チェックしたのに…対策を考えること→グーグルスキャン・ネットで場所
好きな時に作業をやめられる状態→心理的に退屈を感じにくい
P47ゴルディロックス(イギリス童話・少女の名・森で子熊の家・テーブルに置かれた粥の椀・熱すぎ冷たすぎ丁度よいの3つ)→絶妙の範囲の意
2つの能力 物事に没頭する能力・自分がしたい事を見つける能力
主体感こそ退屈した時に回復に必要となるモノの核心 海に浮かぶコルクになるな!
P67カウチポテト(寝そべって食べるポテチ) 蒸気機関の歴史的な進化・シカルキングギア(☆蒸気を逃がすギア?・シカルキング=仕事をサボるの意)
キャビンフィーバー(長時間狭い場所・不安過敏イライラの精神状態)
退屈している子供→子供が求めていること 親は現実的に子供の世界の大部分をコントロールしている・退屈もコントロールすればよい
☆あやすために子供にタブレットで動画→何か嫌・有害なイメージ スマホ登場前の2000年代・出先でタブレット→近未来的で物珍しい時は違った印象を持っただろう!
子供は新しい感覚を求め、それを経験したいと思う。
P97不満と行動化(男・非実用的なスポーツカーをスマホで購入)
高齢者施設 型にはめた生活は入所者の退屈を防ぐのに十分な意味を提供していない
退屈のシグナルに適切に注意を払うべき→不注意事故
被験者を何もない部屋で退屈させる・電気ショックの痛み→退屈緩和のために自ら電気ショック選ぶ人多・非自殺的な自傷行為・身体的苦痛を利用して心の苦痛を和らげようとする。
退屈するといつもより多く食べてしまう→食べる=悲しみ・不安より退屈と強く結びついている
退屈は人間性への侮辱・薄く広がった怒りに変わる
公共物破壊行為 殺人犯「退屈だから殺した」 97人殺した看護師「蘇生させたときの称賛に快感」☆カナも暇だから?
やることがない時間に「空想にふけっていた」と報告する人もいる→退屈は創造性に繋がる☆自分も退屈を感じないように注意することR050912
南極探検 極限環境で現れる魔物
戦場で砲弾の中でも退屈ありえる 兵士のために時間潰しの作業を与える策
2人の宇宙飛行士 外の景色に飽きてビデオ見始まるタイプ・単純作業でも意義目的を見つけるタイプ
つまらない時間潰しの仕事を強制されると適切に対応できない
ヴィクトール・フランクル 意味への意思
退屈・人にとって無意味さは脅威→極端な政治的信念、異質と判断した人への攻撃性
退屈によって戦争の下地
見え隠れ 日本庭園 バーレスクショーが全裸よりも興味を誘うのに似ている
現代社会→退屈感染症 ネット社会 究極のつながりのないつながり→ネットポルノ(意味のないつながり、深みの無い感覚、脈略のない情報→決して退屈を取り除けない)
フィリップ・プティ WTCを綱渡り
チクセントミハイのフロー体験
イギリスのダルメンズクラブ(Dull Men つまらない男の意) -
退屈とは何か。
退屈である人は、何かをしたくてもできない、もしくは何をしたらいいかわからない状態にある人。だからこそ次へと繋がっていく時間でもある。
退屈を抜け出すために、人は考えて効率良い方法や代わりとなるものを探したり作ったりする。
ただ、その時に手を伸ばすのがSNSなどだったりすると無為に時間を過ごすことにもつながる。
1分間のうちに何個も違うものを見たりすることは集中している状態とは言えない。
退屈への対処法を知る。 -
退屈を考える。
確かに退屈減る環境現代ではあるが、その退屈さの脅威が増しているのもわかる。
フロー状態の没頭対策なのか、それとも受け入れるマインドフルなのか。
本書では退屈をネガティブに捉えるかどうかからはじまり、退屈との付き合い方を投げかけているのでやや哲学的。
退屈だなーとつぶやくことがあれば、今まさにどういう状態なのか、情動なのか興奮なのか。
これらと向き合うことができる。 -
なかなか退屈な本
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長期的な目的をもって退屈をも、目標達成につながるような使い方に。