ユーザーのための心理データの多変量解析法: 方法の理解から論文の書き方まで
- 教育出版 (1997年11月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784316327907
作品紹介・あらすじ
本書の対象者は、多変量解析法の初心者である。具体的には大学の学部生を想定している。
感想・レビュー・書評
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多変量解析法の初歩をSASを用いた具体例とともに解説。
多変量解析法の入門書である。SAS(当時のバージョン)を使用した場合の具体例や、実際の論文への記載法などを伴いながら、各分析法の意味や特徴について解説している。なお、姉妹書として『ユーザーのための教育・心理統計と実験計画法』(田中・山際)および『実践心理データ解析』(田中)がある。
姉妹書と並んで、非常に解りやすく、かつ具体的に書かれている。SASのデータ入出力の具体例などは、かなり前のバージョンなのだが、それでも非常に有用な一冊であることに変わりはない。「回帰分析って何?、パス解析って何?」などと思っていても、恥ずかしくて他人に聞けない人は、まず本書を読むと良いだろう(と偉そうに言うほど私も詳しくはないが・・・)。なお、姉妹書も、両方とも良書である。本書「はじめに」に、姉妹書を含む3冊の関連が図示されている。個人的には、具体的な研究の姿をイメージするために、最初に一番具体的な『実践心理データ解析』を飛ばし読みでも良いから読んで、もっと詳しく知りたいところ(研究に使いたいところ)を『教育・心理統計と実験計画法』や本書で学ぶ、というスタイルが良いような気がする。もちろん読む人の目的意識や、緊急の度合い(論文締切りまでの日数とか)にもよるけれども。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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