グラフ理論

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  • Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784320017085

作品紹介・あらすじ

本書はコンピュータサイエンスやさまざまなシステムを学ぶ人々に必須の内容をわかりやすく解説している。

感想・レビュー・書評

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  • 斜め読みだが、たまには数学の本を読むと頭の体操になる。グラフ理論は地図を塗り分ける4色問題や、分子の構造同位体のパターンを理論付ける。本書は入門者向けで分かりやすく、面白かった。

  • グラフ理論の基本的なモデルを簡易な解説で記述した教科書。練習問題の答えもしっかりあり、値段も安く良書である。ページが少ないため一日で読める。

    近年急成長してきたグラフ理論であるが、その考え方が大昔からあったのは言うまでもないわけでその発展に多いに寄与したのはご存知オイラー。ケーニヒスブルグの問題などをとりあげ、現実への応用手法も漏れなく解決してあるのはうれしい。オイラーの一筆書きの問題はおそらく読んでいて一番関心が増す箇所であろう。最適化の現場だけでなく、IT系の会社の適性テストで出題されることがしばしばある。やっていて損はない。コンピューターの内部なりネットワークの最適化や鉄道の線路の敷設でグラフ理論が必要なのは容易に想像できるが、加えて運送業などの場でも積極的に使われている。

    簡単かつ基本的なモデルが記載されているが、読んだだけでは決して身につくほどの学問ではない。よって読了後も問題意識をもってなんらかの最適化に取り組む必要がある

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著者プロフィール

大阪工業大学 教授

「2018年 『議席配分の数理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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