復刊 数理論理学序説

著者 :
  • 共立出版
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784320019430

作品紹介・あらすじ

論理計算の形式的な実際面とともに、記号論理学の基本的な考え方や基礎概念をわかりやすく説明。『共立全書 160.数理論理学序説』として1966年初版発行後、以来、長年にわたり多数の読者にご愛読いただいてまいりました。この度、多くの読者からの要望を受け単行本に改装し発行するものです。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とっつきにくい印象があるかもしれないが、とてもていねいに説明されていて、きちんと読んでいけば正しい理解が身につけられるようになっている。いぶし銀の入門書。
    たとえば、常に Semantics の立場と Syntax の立場を意識して、どちらの立場にたっての記述なのかをくどいくらい明示しているのが、そのていねいさの一例だ。実は、この区別をきちんと理解して論じられている内容に応じて行き来できるようになること、当該の記述がどちらの立場で為されているか正しく判別できることは、記号論理学・数理論理学を正しく理解するうえでおそらくもっとも重要なものだ。ここをわからずに生半可な知識を振り回す輩のいかに多いことか。
    記号論理学・数理論理学の拠って立つところの基本をじっくりと理解したい人にはとてもいい本だと思う。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

筑波大学名誉教授・東京工業大学名誉教授、理学博士。1927年 東京都生まれ。東京大学理学部卒業。東京教育大学教授、筑波大学教授、東京工業大学教授、放送大学教授などを歴任。主な著書に『線型代数学入門』(内田老鶴圃)、『記号論理入門 新装版』(日本評論社)、『数理論理学序説』(共立出版)、『数学基礎論入門』(朝倉書店)などがある。

「1989年 『数学概説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

前原昭二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×