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- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784320019430
作品紹介・あらすじ
論理計算の形式的な実際面とともに、記号論理学の基本的な考え方や基礎概念をわかりやすく説明。『共立全書 160.数理論理学序説』として1966年初版発行後、以来、長年にわたり多数の読者にご愛読いただいてまいりました。この度、多くの読者からの要望を受け単行本に改装し発行するものです。
感想・レビュー・書評
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とっつきにくい印象があるかもしれないが、とてもていねいに説明されていて、きちんと読んでいけば正しい理解が身につけられるようになっている。いぶし銀の入門書。
たとえば、常に Semantics の立場と Syntax の立場を意識して、どちらの立場にたっての記述なのかをくどいくらい明示しているのが、そのていねいさの一例だ。実は、この区別をきちんと理解して論じられている内容に応じて行き来できるようになること、当該の記述がどちらの立場で為されているか正しく判別できることは、記号論理学・数理論理学を正しく理解するうえでおそらくもっとも重要なものだ。ここをわからずに生半可な知識を振り回す輩のいかに多いことか。
記号論理学・数理論理学の拠って立つところの基本をじっくりと理解したい人にはとてもいい本だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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