ライト,ついてますか: 問題発見の人間学

  • 共立出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784320023680

作品紹介・あらすじ

ジェリー・ワインバーグとその仲間たちのの本。この本は問題発見についての本である。問題は解くより発見する方がずっとむずかしく、ずっと面白い。-実人生で本当にものをいうのはそこなのだ。

感想・レビュー・書評

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  • 古い本なので訳が読みづらいというか、ピンとくる例えになっていないのが若干集中力を阻害するかも。
    しかし、強調されて書かれているブロックが本質なので、得心することはある。

  • おすすめされたため、読んでみたが、いまいちピンとこなかった。

    ライト、ついてますか?の章は
    なるほど!と発見があった。

    まだ自分には難しかったのかもしれない。

  • あまりにみんなが「バイブル」として紹介するから実本を買って読んでみた。

    短編集のような感じだから読みやすいは読みやすいが、翻訳が残念なところがある上にアメリカンジョーク的なニュアンスを汲み取りながら読まなければならないため、スッと入ってこない時もままあった。

    内容は要は
    「問題を解く前に、誰の問題か?解くべきか?解いて喜ぶのは誰か?的な根本を見つめ直そうね」
    を言ってるのだと理解した。

    まぁまぁかな。

    人生初の自己啓発本でした。

  • 問題発見について、名著と噂のため読みました。訳が分かりづらいのか読みにくく、内容もピンときませんでした。「問題とは、望まれた事柄と認識された事柄の間の相違である。」?

  • 『重要なのは、問いそのものを吟味すること』(西研著, "<a href="http://mediamarker.net/media/0/?asin=4309410480">これが哲学!</a>", 2010) とは解かっていてもなかなかできない。その、問いそのものを問い直すための色々な示唆を与えてくれる。
    ただ、根本の問題を「見つける」という点については通り一遍のこと (他者視線を持ち込む) しか書かれていないのが残念。

  • # 問題と向き合う上で認識しておきたい事例集

    ## 面白かったところ

    * 主人公が問題に対して失敗を冒す小話を例にとって、問題の捉え方を説明している点

    * 相手にとっての問題であることを自分自身が認識していないケースが特に面白くて、色んな漫画の適役を想起させた

    ## 微妙だったところ

    * ちょっと分かりづらい例が多々あった。もともと洋書だからしょうがないけど

    * 「問題」という抽象的な分野に対するアプローチであるが故に、一回読んだだけでは理解が難しい。

    ## 感想

    この本を読んで、短い仕事人生や歴史・漫画鑑賞で培った見聞に色々当てはまって面白かった。

    自分が人間である限り問題がなくなることは決してないのだけれど、だからといって問題から逃げたりすることは正しい行いではないとワインバーグ先生も仰っていた。

    裏を返せば、「いつかは `真実` という答えにたどり着くことができる」可能性が秘められていることを示唆している。

    これはジョジョ第5部でアバッキオの元同僚が告げていた「真実に向かおうとする意思」の話を思い出した。

    また時を経て読み直したい一冊。

  • 問題解決に対する視点を改めて見直すきっかけとなった。
    自分が何かの問題に直面したとき、まず何を問題なのか?と考えることはモノをシンプルに見る術として重要だと感じた。
    しかし全体的な感想として、言葉の表現が理解しづらく読みにくかった。

  • いわゆる「失敗学」と近い内容だが、この本は「問題発見」にフォーカスしているのでまた違った方向からの気付きがある。
    誰の問題なのか、解決すべき問題なのか、解決したい問題なのか、と繰り返し問いかけており、文章はコミカルに軽く書かれているのに考えさせる本。
    同じものを見せても、問いかけ方で解答が変わったり、答えたくなくなったりするのは興味深い。

  • 問題発見の権威的名著。
    問題は解くより発見する方がずっとむずかしく、ずっと面白い。

    問題を解決するために、即解決を考えようとする人は面白くない。
    まず問題が正しいのか、情報が少なすぎないかを考える人が面白いし、優秀。

  • ロジカルシンキングやクリティカルシンキングの文脈で今考えていること・話していることのそもそもの問いは何か?何を解決するべきか?という問題発見の考え方を学ぶ。
    良書として有名だが、個人的には読みづらかった。全体的に主張は良いものが多く、問題発見というテーマも実用的で良いのだが、表現が難解な上に冗長だと思う。原作が海外のものであり、しかも1982年と古いので、現代の日本人から見てわかりづらいのは仕方がないかもしれない。

    58ページ
    設計家はビルの持ち主と同様、自分たちがやったことのもたらす結果を経験するということのまずないものである。だから設計家は不適合を作り出す。
    →わかる。エンジニアがユーザの立場で考えるべきと言われるのは、このギャップが実際に悪影響を及ぼすから。要件定義で丁寧にヒアリング結果を言語化するのも、このギャップを減らしたいから。

    127ページ
    ところがどうも彼らは、試験問題はコウノトリが持ってくると思っているようなのだ。
    →わかる。同じような話として、システムのエラーメッセージや監視通知メッセージを見て自然発生的に書かれたかのように認識してしまうことがある(特に自分自身でシステムを設計したことのないような経験の浅いエンジニアによく見られる)が、そんなわけはない。人工的なメッセージは事前に誰かヒトの手によって作られており、作成者が作成した時点の理解・解釈・気づき・気配りが反映されている。もし作成者が気づいていなかったことの監視はできないし、不親切な人が作った場合はメッセージを見ても何をすれば良いか読み取れないし、気配りができる人が作った場合は丁寧すぎるほどに手順が示される。そして、もしメッセージに不満があるなら、自分でメッセージを作れば良い。

    130ページ
    実際それらは問題を見ないでも「解けた」のである!
    やってみてほしい。典型的な選択肢は次のようなものだった。
    (a) 31938
    (b) 31929
    (c) 31928
    (d) 32928
    (e) 31828
    →わかる。出題者の意図を読むことが大事。話し手の意図は本来はメインメッセージとして(ここでいう問題文として)表されるはずだが、聞き手はメインメッセージ以外の情報から読み取ることもできる。一見すると関係のないような発言・表記・表情・所作に現れるだろう。

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