とある弁当屋の統計技師(データサイエンティスト) 2 ―因子分析大作戦―

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  • 共立出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784320110823

作品紹介・あらすじ

データの背後には何が潜んでいる? 探る手法とその意図を物語風に解説!
 第2弾の本書では,データ分析で利用されている代表的な手法を丁寧に解説しました。取り上げたのは,「因子分析」,「主成分分析」,「t検定」,そして「分散分析」です。
 具体的には,第1弾で活躍した「データサイエンティスト」の二項文太を参謀?に迎えて,顧客である弁当屋の看板娘である正規乱子のクラスが,新年度に新校舎へ引越しできる権利を獲得するために作戦を展開していきます。
 第1弾と同様に,本書も通勤通学の電車の中でも通読できるよう,できるだけ単純化した説明を試みています。また,さらに本書の内容をソフトウェアで追体験できるよう,本書用のソフトウェア・パッケージを開発し公開する予定です。
 データを集めて解析しその背後に潜む要因を探る作業をしなければならないんだけど,いろいろな統計的方法を,いつ,どう使えばいいの?と悩んでいる人々に贈ります。

感想・レビュー・書評

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  • 350円購入2020-03-08

  • クソ

  • 余計な言葉が多い。統計に集中できない。萌えの要素が濃すぎる。

  • とある弁当屋の〜シリーズ第二弾。
    読んでみましたけど、第一弾ほどの分かりやすさは無かった。
    小説部分が多くなってしまって、実際の説明が少なくなった印象かな。

    悪くはないけど、第二弾は読まなくてもいいかも。
    第一弾を読んで気になったところだけ詳細を別参考書で
    勉強するって流れが一番良いと思いました。

    小説としては面白かったと思います。

    【参考になったこと】
    ・因子分析と主成分分析の違い
     因子分析:
      隠れた因子を推定して、その因子がそれぞれの結果に
      影響を及ぼしていると考えて分析するアプローチ
     主成分分析:
      個別の結果から、全体を推定(把握)するアプローチ

  • 扱っている内容は因子分析、主成分分析、t検定、分散分析。
    Rのコードは出てこないので、HPを参照する必要がある。
    数式などはほとんど出てこないので、数学、統計を学んだことのない人にも読みやすいだろうとは思います。
    ただ、これを読んですぐに自分で分析ができるようになるわけではなさそうだなと感じました。他の理論を説明している書籍に当たったほうがいいと思います。あくまで入門用としてはオススメです。

  • 前作ではです・ます調だったのが,今回はそうでなくなり,「小説」部分がうんと長くなりました。統計学としての情報量は期待しない方がいいです。

    因子分析,主成分分析,t検定,分散分析

    *****
    現実のデータ分析はあくまで仮説の妥当性を判断する補助手段でしかないんです。データ分析の結果が妥当かどうか,あるいは使えるかどうかは,また別の次元での判断が必要になるわけですから。(p.62)

    因子分析の場合,想定した因子でテスト結果全体が説明できるかどうかは分かりません。なので誤差を想定します。一方,主成分分析は,そもそもテスト結果全体を圧縮しようという発想です。(p.159)

  • なぜかイラスト担当の人がりんとさんという人から『なれる!SE』と同じIxyさんに変わったとある弁当屋の統計技師の二巻(ちなみに、前作のイラストレーターのりんとさんのTwitterを見てみたら、前作の乱子を背景やアイコンに使っているようだった。ただし、昨年の11月からつぶやいていないよう)。あまりに絵柄が違うので、全く違う場所での話かと思ったら、ちゃんと前作の乱子や文太もでてきた。
    正直、因子分析はよく分かってないのだけれども、この本を読んでちょっとは分かった気がした。ただ、身近なところでどう利用できそうかというのは思いつかないでいる。
    ところで、データサイエンティストという言葉は死語らしい。
    後、PHPを「ピィエッチピィ」と言っている子がでてきて、なぜかそこで笑った。自分ならPHPは「ピーエイチピー」と書くかなぁ。ちなみに、試しに「ピィエッチピィ」をGoogleで検索したら、なんと3件しかでてこなかった。いや、正確にいうとうち2件は同じブラグの同じ文章を指しているようなので、実質2件。こんな少ないヒット件数久々に見たかもしれません。ちなみに、利用している箇所を抜き出してみると、『「あたしはピィエッチピィをやってみたい」と恥ずかしそうに答えた。』というもの。これだけ見ると、変な言葉なように思えてしまいそうです。アフィリエイトの広告がエロ系の広告になってしまいそうな感じ。

  • この度献本頂きました。御礼申し上げます。

    前作「とある弁当屋の統計技師」の続編です。
    今作は「因子分析大作戦」とあるように、因子分析を使ってとあるミッションに立ち向かう3人の高校生+統計技師の物語、です。

    この本を読んでいて常に頭にあったのが「私は高校生に因子分析を説明できるのか?」という問いです。
    登場人物の二項さんは色々端折りながらもそれを実行しています。正直すげぇです。私が実際にそういう状況になったらまず無理です。院生時代に後輩院生に説明したことがありますが、ものすごく苦労しました。院生ですらそうなので高校1年生なら…個人的にいい機会になったなと思いました。
    私ならあれやこれやともっと統計的な説明を加えなきゃ(回転とか)と思っているところを「まあこれはいいでしょう」潔くズバッと削っていくところがすごいなと思いました。

    もちろんこの本よめば因子分析ズバッとまるわかり! …なんてことはありません。この作品は物語で入門書です。因子分析に関する解説書は色々と出ていますので、実際に分析で使用していきたいと思うのであればぜひ次の書籍を探してみるといいと思います。

    あと、美咲さんの描写からいろんなこだわりと情熱を感じたことをご報告致します。

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著者プロフィール

●石田 基広(いしだ・もとひろ)
徳島大学大学院 教授
大学ではプログラミング、データ分析、テキスト分析などの科目を担当している。著書に『新米探偵データ分析に挑む』(SBクリエイティブ)、『とある弁当屋の統計技師』(共立出版)、『Rによるテキストマイニング入門』(森北出版)など。

「2022年 『Pythonで学ぶテキストマイニング入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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