生まれかわりのポオ

著者 :
  • 金の星社
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (61ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323075006

感想・レビュー・書評

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  • すごくシンプルだけどあたたかい情景が浮かぶおはなし。
    動物を飼ったことがある人ならもっとしみるのかな。
    挿し絵もかわいく、ほのぼのとした。
    こんな子どもとの向き合い方、受け止め方、素敵だなぁ

  • 「生き物には神様から貰った時間がある」掛替えのない家族である猫の死を悲しむ子供に,母が語る転生の物語。生き物全てが愛おしくなる。

  • 猫のお話はつい手に取ってしまいます。
    亡くなった猫を思い出し 思わず周りを探してしまいました。
    生まれ変わりのお話は絵本でも良くあるけど こちらは少し物足りなく感じました。

  • ペットは長生きしたとしても、先に年を取り亡くなってしまう。背中にハートのマークをもつ猫のポオもそうだ。天国へ行ったポオにもう一度会いたいと泣くルイに、ルイのママが「生まれかわりのポオ」という物語を作ってくれる。それが何ともいえなく良い! そう信じることはどんな励ましの言葉より心を癒す。素敵な児童書でした!

  • まだ子犬のうちに、出かける私を追いかけてきて車に跳ねられてしまった彼女。老衰で旅立った小さくてモフモフの彼。またいつか、どこかで、生まれかわった彼らと会えると思えば、さみしくない

  • ネコのポオが亡くなった
    背中にハートマークのあるネコ
    ぼくの生まれる前からママといっしょにいて、そばにいることが当たり前だった

    会いたくて涙が止まらないぼくにママがお話を作ってくれた
    『生まれかわりのポオ』

    それからふつうに過ごせるようになったけど、一日のどこかで涙が出るぼくに作ってくれたのは
    『続・生まれかわりのポオ』

    ポオの思い出が薄まっていって、それが辛いと思ったときに作ってくれたのは
    『帰ってきた生まれかわりのポオ』

    ポオはどこにいるのかな?

    〇巻末のイラストと、読み終えてからのカバーイラストがジーンとする

  • テーマはペットロス。愛猫ポオを亡くした、9歳のルイ君。悲しみに暮れる彼のために、ママが物語を作ってくれた…。
    背中のハートが特徴だった、ポオが新たな生命としてルイの前に現れる。そんな素敵な物語に背中を押されて少し前向きになるルイ。だけど、すんなり元気になれるわけではない。何とか普通に過ごせるようになっても、ポオのことを忘れてしまうことが辛いルイ。そんな彼のためにママが作った物語が、本当に素晴らしい!クライマックスのシーンは、胸が一杯になる。
    森絵都さんのシンプルながら心に染みるストーリーを、カシワイさんのイラストが鮮やかに彩ってくれる。カシワイさんのカバーイラストに惹かれて手に取ることが多いこの頃だが、今回も最高のタッグで、双方の魅力が最大限に引き出された素敵な一冊だ。

  • 愛猫を失いペットロスになったルイ君 9歳
    母が息子を元気づけるために試行錯誤する姿勢に感動
    母が考え出した物語で 新たな視点を手に入れ本当の意味で前を向くことができる
    心揺さぶられる感動作 !
    優しい雰囲気のイラストも素敵です

  • 生まれたときから家族だったネコのポオ。ぼくが9さいのときに「その日」はやってきた。

    ペットを飼うということは、こういう別れが必ず訪れるということ。

    この本の文章からは、それほどペットロスの悲しさは伝わってきませんでしたが、だからこそ、ペットロスの最中にある人にも手に取ってもらえるかもしれないな、と思いました。

  • 森絵都さんの本ですが、表紙の絵を見て選びました。 どんなお話かな〜と読み始めたら…
    3月に愛犬を看取った私にドンピシャな内容で、飼っていたネコが死んでしまって、時々思い出しては涙している少年のお話。
    私も、ふと犬のこと、思い出し泣いてしまうが、同じだな〜と思った。
    少し心が癒されたかもしれない。

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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