ノージック: 所有・正義・最小国家

  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326152940

作品紹介・あらすじ

自由、平等、幸福などの諸価値は共存できるか。国家はどこまで正当化されうるか。自由尊重主義の知将ノージックの全貌。

感想・レビュー・書評

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  • もう少し平易にならなかったのかなという印象。アナ国はとにかく面白いんだというけど100ページくらい読んで挫折してしまった。

  • 【書誌情報】
    著者:ジョナサン・ウルフ
    訳者:森村 進
    訳者:森村たまき
    ジャンル 政治
    出版年月 1993年3月
    ISBN 978-4-326-15294-0
    判型・ページ数 340ページ
    定価 4,180円(税込)
    在庫 在庫あり

     ロールズの福祉主義的な正義論を批判し,自己所有権の絶対性を再び政治哲学の主題にのせたノージック。本書はノージック理論の紹介と共に公平な批判をめざしている。
    https://www.keisoshobo.co.jp/book/b26857.html

    【目次】
    序論

    第1章 ノージックの自由尊重主義
       アナーキーと国家の間/自己所有権テーゼ/正義の権原理論/最小国家/ユートピアのための枠?

    第2章 自由尊重主義的権利
       個人の権利対効用/不可侵の権利/自然権とジョン・ロック/カント的基礎と生の意味/自衛と処罰

    第3章 最小国家の擁護
       アナーキーのための議論/ロック的苦境/同意理論/ノージック
         の見えざる手/ノージック的方法論/国家の合理的受容可能性/
         独占の問題/無政府主義者への強制/リスクと手続的権利/権利
         の衝突?/賠償原理/最小国家

    第4章 正義の権原理論
       権利、配分的正義、最小国家/正義の諸理論――結果状態、パタン
         歴史/権原理論/自由とパタン/パタンの崩壊/随意的移転/パ
         タンと課税/二つの自由/権原と自由/権原概念の拒絶?/獲得
         における正義/ロックの所有論/ロック的但し書きとノージック
         的但し書き/ベースラインの問題/匡正における正義/結論

    第5章 ノージックと正義哲学
       ノージック対ロールズ/ノージック対平等/ノージック対マルク/
         ス/自由尊重主義とユートピア主義/自由尊重主義、リベラリズ
         ム/保守主義/自由尊重主義の魅惑


    読書を進めるための手引き
    訳者解説『アナーキー・国家・ユートピア』のために
    文献目録
    索引

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著者プロフィール

ジョナサン・ウルフ(Jonathan Wolff)

オックスフォード大学ブラバトニック公共政策大学院教授。著書に『ノージック――所有・正義・最小国家』(森村進/森村たまき訳、勁草書房、1994年)、『政治哲学入門』(坂本知宏訳、晃洋書房、2000年)など。

「2016年 『「正しい政策」がないならどうすべきか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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