心の現代哲学

著者 :
  • 勁草書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326153428

作品紹介・あらすじ

本書は、心的なものを何らかの意味で物的なものとして理解しようとする物的一元論の可能性を探りたいと思う。心的なものを物的なものとして理解するということは、心的なものを何らかの仕方で物的世界に定位するということ、物的世界のうちに心的なものの適当な居場所を見い出してやることである。つまり、心的なものを超自然的なものとしてではなく、物的世界に生起する自然現象として理解するということである。物的一元論はこのような心の自然化を目指す。

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  • 心身、心、行為などの状況。心の在り方、志向性、意識、知識、能力などを論じる。心的なものを物的にものとして理解しようとする。

  • 目に写る像。まぶたを押さえると二重に見える。
    第一部
     心的状態が物的状態といかなる関係にあるかという問題

    物的一元論を完成させるためには、感覚質と志向性を自然化することが可能でなければならない

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著者プロフィール

信原 幸弘(のぶはら・ゆきひろ):1954年、兵庫県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授なをつとめる。東京大学名誉教授。専門は心の哲学。著書に『意識の哲学』(岩波書店、2002年)、『シリーズ 心の哲学』全3巻(編著、勁草書房、2004年)、訳書にパトリシア・チャーチランド『脳がつくる倫理―科学と哲学から道徳の起源にせまる』(共訳、化学同人、2013年)がある。

「2022年 『「覚える」と「わかる」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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