スターリンと日本

  • 現代思潮新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784329004574

作品紹介・あらすじ

日露戦争をレーニンはどのように考え、日本にたいしてスターリンは何を見ていたのか。ソ満国境紛争に孕まれていたスターリン派とトロツキー派の暗闘。日ソ中立条約のソ連による踏み躙りとソ連の参戦。北方領土問題はなぜ発生したか-。佐々木洋によるロイ・メドヴェージェフ論文への評注とそれを基礎にした論争的なモスクワ対談!最新の研究書の紹介をあわせた佐々木洋渾身の補注を附す。

感想・レビュー・書評

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  • スターリンは日本、ドイツ、イタリアをヨーロッパ、アジア、あふリアに自らの支配を拡大しようとする侵略者と呼んだ。
    スターリンは極めて率直に、日本は危険な敵対国だとする意見を述べた。ある国境紛争でソ連軍が日本軍に対して与えた懲罰についてスターリンは誇らしげに語り、二万人の日本軍将兵が戦士したと、サディストではあるまいかと思われるくらいうれしそうに語った。「アジア人にわからせるには、その方法しかないからね。結局のところ、そういう私も実はアジア人の一人なんで、このことを知っておかなくてはならない」とスターリンは語った。

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