アダルトチルドレンと少女漫画―人並みにやってこれた女の子達へ

著者 :
  • 廣済堂出版
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本棚登録 : 32
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331505885

作品紹介・あらすじ

子供時代に受けた心の傷を癒すアダルトチルドレンのための少女漫画ガイド。

感想・レビュー・書評

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  • 20年前の本なんだよな~。でも、今読んだからこそ、すごーくよく分かった。三原順の「はみだしっ子」がたくさん引用されてて、自分がなぜ「はみだしっ子」に心惹かれたのか少しわかった気がする。自分では説明がつかなかったから。
    文中の筆者の主張、私はものすごーく賛同できた。たぶん、生まれ育った年代によって意見は違うだろうなと思う。
    ただ、私は、こういう本が20年前に出てたんだということに驚いたし、20年前にこれを読んでたら、自分には当てはまらないなと思っていたかもしれない、とも思った。自分についての理解が進んだ今だからこそ、素直に認めることのできる本だった。

  • かなり昔に気になった本だったのを、ふと思い出して読んでみた。男性中心社会への憎悪が激しすぎるかなぁとは思ったけど、そこさえ気にしなければ興味深かった。確かに、「女性」というだけで精神的に虐待(とまではいかないまでも理不尽な目にあうこと)はあると思う。出てくる漫画で知っているのが「こどものおもちゃ」だけだったので、他のも読んでみたい。

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著者プロフィール

1963年、神戸市生まれ。いさましいチビの女子供文化評論家、食べテツ評論家。著書に『宝塚、おかわり!』『宝塚を食べる!』『宝塚バカ一代』(いずれも青弓社)、『食べテツの女』(朝日新聞出版)、『ホントの宝塚がわかる本』『宝塚・スターの花園』(ともに廣済堂出版)、『手塚漫画のここちよさ』(光栄)、『若者はなぜ怒らなくなったのか』『声に出して読めないネット掲示板』『なぜフェミニズムは没落したのか』(いずれも中央公論新社)、『バリバリのハト派』(晶文社)、『キャラクターバカ一代』(バジリコ)など多数。

「2012年 『宝塚まるかじり!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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