- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784331516775
作品紹介・あらすじ
リニアは天候に影響されなくなる?車窓はどうなる?リニア想定時刻表10パターン(名古屋開業、大阪開業別)、自分の家からは「リニア」、「のぞみ」どっちが速い?未公開写真、図表満載。ルート、途中駅、駅配線図、規格などの先取り情報。
感想・レビュー・書評
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半分が妄想
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鉄道アナリストの川島氏による、リニア中央新幹線に関する解説本ですが、川島節炸裂ですね。
JR東海や国の事情や思惑や経緯は考慮に入れず、自説を展開。
相変わらず、誤植も多く、間違いも多数。
ただ、今回の本は、参考になる図が多かったと思います。
リニアに関する本は、いろいろ読みましたが、リニア中央新幹線のルートに関する図としては、この本が一番でした。
当該の図が掲載されているのは、第5章と第6章なので、ここだけは、読む価値があると思います。
あとの章は、読むとしても流し読みでよいと思います。
それにしても川島氏は、時刻表は好きなようですが、鉄道に関する技術には弱いですね。
それらについて、最初は面食らいましたが、慣れるとそれもほほえましい。
とりあえず、川島氏の本で、技術に関する部分は、真に受けないようにした方がよいです。 -
川島氏はこれまでにも、リニア中央新幹線について各所で展望を述べたり、また問題点などを指摘してをりますが、今回は初めて丸ごと一冊リニアについて詳説してゐるといふのが違ふところですね。
序盤でリニアの概要、歴史について手際よくまとめ、中盤以降で得意の想定時刻表や需要予測、さらに将来の展望や問題点まで展開します。
名古屋先行開業時にどれほどの乗客が見込まれるのか、未知数なので色色な人が勝手に予測してゐますね。「そもそもリニアはまつたく必要なし」と断じる専門家(?)もゐて面白いのですが、それは分からんでせう。
あの「夢の超特急」東海道新幹線も開業前はその効用について疑問視されてゐたさうです。これからは航空機の時代だぜ、とか、マイカーブウムが定着したら誰も鉄道なんかに乗らないよ、世紀の無駄遣ひだ、なんてね。
しかし新幹線は大成功を収め、海外にも技術を輸出するほどに成長したのは周知の通りであります。
とはいへ、やはり名古屋暫定開業では、効果も限定的と思はれます。新大阪開業2045年はいかにも時間がかかりすぎと申せませう。リニアについては、わたくしが子供の時代から、実用化の話は出てゐました。しかし実験ばかりしてゐて中中話は進まない。さらに32年(大阪開業まで)かかるとは、絶望的に遅いですね...わたくしは多分死んでゐるでせう。
ま、個人的な話はともかく、川島氏の筆致はますますソフトになつてきてゐる印象です。従来の「川島節」が鼻につくといふ人も、本書は抵抗なく読めるのでは。免疫のない人も大丈夫。と思ふ。
http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-99.html -
参考になった。
京都の人は、リニアのメリットがなく、のぞみに乗るんだ。
乗車人数が少ない、磁気の影響が心配とか、まだまだ課題が多い。お金をつぎ込んで開発しても、ものになるのか。