世界史は病気が変えてきた

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  • 廣済堂出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331524015

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  • 坂井 建雄 - Webcat Plus
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    世界史は病気が変えてきた――歴史のウラがわかる医学史入門 | 廣済堂出版
    https://onl.sc/UsTG4fP

  • タイトルが面白そうだと思って、図書館で借りた。
    『銃・病原菌・鉄』のような知見が得られそうだと期待して。

    実際に読んでみると、そこまでは深くないものだけど、ところどころ興味深いところがあった。

    19世紀に「病状=病気」から「内臓の病変=病気」と考えられるようになったとのこと。
    今も患者の感覚では「病状=病気」だろうな。
    でも、病状から「腎臓が悪いのかも」とか臓器を疑うようになったのは、医学者が周知を重ねた結果だろう。

    コロナとインフルエンザの違いの一つが、変異の速度というのは考えたことなかった。
    そういえばニュースで、盛んに変異株の発生が報じられていたな。
    インフルもそんなもんだと思っていたけれど、違うらしい。

    インフォームドコンセントなどで、意思が純粋に医学を学ぶだけでなく、コミュ力まで求められるようになったのは、気苦労が絶えないだろうな。
    でも、どの専門家もそうなのかもしれない。
    結局、専門知識を広めないと役立たないことは多いから。

  • 丸善の医療系コーナーで見つけ、読んでみた。

    タイトルに病気と入っているが、病気に限らず紀元前〜現代まで、医学が世界史の中でどのように進歩してきたかを順序立てて記載しており、なかなか読み応えあった。 黎明期からすると、医学の進歩にあらためて驚かされる(それはまた新たな問題も産むのだが)。

    現代とのギャップが大きいからかもしれないが、中盤くらいまではなかなかページが進まず、少々読むのに苦戦した。

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著者プロフィール

順天堂大学保健医療学部特任教授
1953年 大阪府生まれ;1978年 東京大学医学部卒業;東京大学医学部助教授、順天堂大学医学部教授を経て2019年より現職
主な著訳書:『カラー図解 人体の正常構造と機能』(総監修、日本医事新報社);『図説医学の歴史』(医学書院);『人体観の歴史』(岩波書店);ガレノス『解剖学論集』(共訳、京都大学学術出版会);ガレノス『身体諸部分の用途について1』(共訳、京都大学学術出版会)

「2022年 『身体諸部分の用途について2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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