- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784333015122
作品紹介・あらすじ
大金もちの主人が正月にみたよい夢を買おうとします。ところが、こぞうの九助だけは夢のはなしをしません。九助はいったいどんな夢をみたのでしょう…。子どもたちがよく知っている日本古来の行事はどのようにしてはじまったのか、全国各地につたわる民話や伝説をもとにし楽しく再話した絵本。
感想・レビュー・書評
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お正月に読んだ「十二支のはじまり」が、行事むかしむかしというシリーズのうちの1作と知り、赤坂三好さんの画も好みだったため、ならば1月のお話も読んでみようかなろということで、「はつゆめはひみつ」を手に取りました。
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1/2に見た夢を初夢と言いますが、その夢がよい夢だったならば、内容を人に話してはいけないとされています。
誰にも話さなければ、その夢は叶うとされているからです。
この物語の主人公・九助は、使えていた大金持ちの主人に初夢の内容を聞かれます。
よい夢だった者は、その夢の内容を買ってやろうというのです。
しかし九助は、よい夢だったので大事にとっておきたいと、決して話しませんでした。
それに怒った主人は、九助を家から追い出してしまいます。
実家へ帰った九助でしたが、夢の内容を話さなかった九助に腹を立て、舟に乗せて海へ流してしまいます。
すると九助は鬼の島へとすいよせられてしまい、食べられることになってしまいました。
なかなかのピンチを、九助がどう切り抜けたのか?
そして、どうして九助が初夢の内容を話さなかったのか?
そのわけは、ラストに明かされます。
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夢の内容を話さなかった、というだけで、だいぶ理不尽な目に合う九助でしたが、オチを聞いて妙に納得。
やっぱりよい初夢は、話さないほうがいいな(笑)とおもってしまいました。
ラストの九助は、顔つきもどっしりして自信にあふれた表情になっていたのも、印象的でした。
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低学年〜中学年 7分
まあまあ遠目がきく
1月に読みたい。おもしろい話。 -
大金もちの主人が正月にみたよい夢を買おうとします。ところが、こぞうの九助だけは夢のはなしをしません。九助はいったいどんな夢をみたのでしょう…。子どもたちがよく知っている日本古来の行事はどのようにしてはじまったのか、全国各地につたわる民話や伝説をもとにし楽しく再話した絵本。
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初夢は内緒にしておくと
夢がかなうという言い伝えのお話。
1月に読みたい絵本。
初夢は内緒にするということは聞いたことあったけど
この言い伝えはしらなかった。 -
8分。お正月の2日に見た夢を黙っている最後にはかなう
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初夢をひとに話すと、その夢がかなわないんですって。
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2019 6-2
28年度(4-3)
26年度(3-1)
7分 -
いい初夢を見たら買い取ろうと下働きの者たちに言ったがいい夢を見た者はなかなかいなかった。
小僧の九助も尋ねられるが答えないでいると、高く買ってやるといっているのに生意気だ、と首になってしまう。
家に帰って父親に事情を話すと、高く買ってもらえるのだから話して来いと言われ、それでも拒否すると家を追い出されてしまう。
船に乗っていると鬼の住む島に着いて捕まってしまう。
鬼の首領に冥土の土産に一番の宝物を見せてほしいと頼むと、3本の棒を持ってきて、1本は「千里千里はやく飛べ」と呪文を唱えるとどこへでも飛べる棒、
もう1本は生き物の声が聞こえる棒、もう1本は死んだ者を生き返らせる棒だった。
九助はご丁寧に教えてくれた呪文を唱え、千里を飛べる棒で逃げ出す。
すると、生き物の声が聞こえる棒のおかけで、鳥たちが長者の娘が病気で亡くなったことを話しているのを耳にする。
長者の家に行くと、娘が死んで悲しんでいるので、自分なら何とか出来る、と人を払い、生き返らせる棒で生き返らせる。
喜んだ長者は九助の嫁に長者の娘をくれるのだった。
なんと、これが九助の見た初夢だったのだ。
だから九助は初夢を人に話さなかったのだった。
この話は知ってはいたけれど、初夢を話してはいけないというのは知らなかった。
いい夢だった場合話してはいけない、悪い夢だった場合は宝船に乗せて流すとか。
この本によると初夢は2日の晩から3日の朝にかけての夢。 -
2013/1/15
四年生 -
5分半
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