いなばの白ウサギ (十二支むかしむかしシリーズ)

著者 :
  • 佼成出版社
3.52
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本棚登録 : 103
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784333022359

作品紹介・あらすじ

嵐で小島に流されたウサギは、故郷に帰りたくて仕方ありません。
そこで、鮫たちを踏み石にして海を渡ろうと企てます。だましおおせると思ったウサギでしたが…。
バチがあたって改心する、十二支の「ウサギ」の昔話。『十二支むかしむかし』シリーズです。

感想・レビュー・書評

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  • 2022年度 4年生
    図書館の今年の干支コーナーで、STさんが見つけました。
    二人とも子供のころに読んだ神話なので、読んでみることにしました。
    お話が始まるとみんなすごく集中して聞いていました。
    ウサギがサメを言葉巧みにだました為に、毛皮をはがれた場面では
    「あ~!」と声があがりました。
    痛くて泣いているウサギに神様たちが
    「海の水で洗うといいよ。」とからかうところでは、
    「あっ、それはだめや!」 
    「それはもっと痛い。」と
    小声で話し合っている子供達もいました。
    それにしても、大国主命がかついでいる大きな袋には、
    先ほどのお兄さん神様達の荷物が入っていたとは
    大国主命は荷物持ちをさせられていたとは知りませんでした。
    MTは、あの袋には困った人たちにあげる『何かいいもの』がたーくさん入っているのだと思っていました。
    子供の頃に読んだお話を読み直すと、新しい発見や
    忘れていた様々なことを思い出すことができますね。

  • 3歳〜。いなばの白ウサギのおはなしを伝える絵本としては、最適かと思います。
    平易な文章、とっつき易い絵柄です。
    子どもの頃に、古事記など、昔の日本人の世界観にふれさせたいと思っているパパママにおすすめです。
    お話の結末を本書で私も初めて知り、勉強になりました。

  • 今年は卯年なので、年の初めの5年生への読み聞かせで読みました。
    通りかかったのが神様達だったところが微妙に受けました。
    日本書紀とか昔話に触れる機会が少ないんですよね。
    なるべく積極的にそういった日本の伝統的な物語を読み聞かせに取り入れていきたいと思ってます。
    私が参加している団体では、15分という短い時間に2冊以上を読むので、時間配分が難しいのですが、この本は10分弱と少々長めだけど高学年にはちょうどよく、絵柄もシンプルに可愛い温かみのある絵でちょうどよかったです。
    タイムリーなことに、今年の5年生は卯年生まれの子が大半なので、あとがきページの卯年の性質についてなども、子どもの興味を惹き付けられます。

  • 8歳0ヶ月の娘に読み聞かせ

    国語の教科書に
    さわりだけ?載っていて
    娘がどんな話なのか読んでみたい
    というので借りてきた

    私もうるおぼえだったので
    改めて読んでみてほほうと

    神様たち
    ひどいな。
    だましたうさぎもうさぎだけどさー

  • 日本神話のなかの1つのお話。今年の干支、ウサギが出てきます。
    実はこのお話は、現存する日本最古の書物である「古事記」が出典です。おおらかな神さまがたくさん出てくる古事記を一度読んでみて下さい。

    2023/2/7 4-2

  • 装丁/田中淑惠

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00339502

    嵐で小島に流されたウサギは、故郷に帰りたくて仕方ありません。
    そこで、鮫たちを踏み石にして海を渡ろうと企てます。だましおおせると思ったウサギでしたが…。
    バチがあたって改心する、十二支の「ウサギ」の昔話。『十二支むかしむかし』シリーズです。(出版社HPより)

  • 名前は知っていたけどあまり内容はあまり知らんかったけど
    面白かったです。うさぎは頭がいいイメージがあったけど意外とおバカでした。白兎神が祀られている白兎神社に行きたいです。

  • 十二支むかしむかしシリーズの一冊。

    古事記の中のエピソードを、うさぎを主人公に書きなおしたもの。

    物語の中の竹林などは、古事記の原文に忠実。
    また、「がまのほについているきいろいかふん」も正確な記述。

    ラストのお宮をつくるところは、白兎神社のこと
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%85%8E%E7%A5%9E%E7%A4%BE

  • 「ママー、なんで今日読んでほしいって思ってた本がわかったの?」「わかるよ。だってお母さんやもん。」で読み聞かせが始まりました。
    ガマの穂の茶色いところかと思ってたら、花粉だったとは知りませんでした。
    実際に薬としてつかわれていたのかもしれません。

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