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- Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334033385
作品紹介・あらすじ
古来、特に近代に入ってから、日本と中国との関係について悩み苦しむ両国の知識人たちの姿がありました。私たちは、そんな彼らが歴史の中で遺したものを放棄して生きるわけにはいきません。本書では、過去およそ一〇〇年間、彼らが互いの国(及びそこに映し出される自国の姿)に対してどのように悩んできたか、その葛藤のプロセスが綴られています。そして、私たちが中国という隣国とつきあう際に、そのような「悩み」から絶対に逃れられないことを、日本と中国とのここ一〇〇年の、苛烈でもあり、また疎遠でもあるという、極めて複雑な関係を考えることによって示そうとしています。
感想・レビュー・書評
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東アジアの歴史の思想化・哲学化への試み。日中韓関係だけでなく、著者専門の台湾の視点を挿入する事により、新たな解釈が生まれている印象。新書にも関わらず内容が濃く、かなりの良書だと思うが、記述がやや左寄りなのが難点か。
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