コミュニティー・キャピタル論 近江商人、温州企業、トヨタ 、長期繁栄の秘密 (光文社新書)
- 光文社 (2017年12月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334043278
感想・レビュー・書評
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コミュニティの反映に必要なこと
内部凝縮性と外部探索力の程よいバランス
環境異変への耐性と生育力が担保され長期的繁栄を生み出す
パーソナルとソーシャルの間にあるコミュニティ
刷り込み→同一尺度の信頼→準紐帯
刷り込みは成功体験の共有から始まる
同一尺度の信頼は一定期間の相互編集体験
その後、空間的にその場を離れたとしても準紐帯としての意識がある
本書の最後には、コミュニティキャピタルを生み出すきっかけとして、ジャンプ型人材ではない多くの人にとって、そのような人との接点を持つことの重要性が説かれている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『コミュニティー・キャピタル論――近江商人、温州企業、トヨタ、長期繁栄の秘密』
著者:西口敏宏
著者:辻田素子
【書誌情報+内容紹介】
2017年12月14日発売
定価(本体860円+税)
ISBN 978-4-334-04327-8
光文社新書
判型:新書判ソフト
本書では、最新の社会ネットワーク理論と綿密なフィールド調査に基づき、特定のコミュニティーにおけるメンバー間の「同一尺度の信頼」がもたらす“つながり力”に着目する。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」で知られた近江商人、近年、国際的に大活躍する温州人企業家のネットワーク、さらに、高い競争力を維持するトヨタのサプライチェーンなど、優れたパフォーマンスを示すコミュニティーの特徴とは? その経済繁栄はいかにして生まれ、長く維持されるのか。ビジネスのヒントを探る一冊。
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334043278
【簡易目次】
目次
【第1章】 広がってつながる近江商人
【第2章】 生きる術としてのコミュニティー・キャピタル
【第3章】 温州人コミュニティーの伸展
【第4章】 異国で繁栄する企業家たち
【第5章】 進出先社会との共存共栄を求めて
【第6章】 企業間コミュニティーが成功するには?
【第7章】 危機マネジメント能力
【第8章】 繁栄のためのコミュニティーとは -
東2法経図・開架 B1/10/921/K