- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334044169
感想・レビュー・書評
-
■■評価■■
★★★☆
■■概要・所感■■
●感想
○「愛すること」と言うタイトルには当初は大層な印象を持って読み始めた。結果内容は非常に良かった。
○最後の手紙 一歩を踏み出せない人のための文章は、また読みたくなる。
伝えたいことは、繰り返し、自分の言葉で、感情に訴えるようにありありと書く。さらけ出して書くと、こうも響くのかという感じを受けた。
○愛されたいけど愛していない 人が多い。。。自分も含め。と感じる。
●愛は与えたら減るものではなく、増えるもの。お金や物質みたいに、与えた(使った)ら、減るものではない。そこがポイント。愛情はどんどん与えることが幸福につながる。
●承認欲求は他人からの愛を求めている。自分本意ではない価値観。それが感情を不毛にさせるとある。
○ここでの愛はGIVEと読み替えたほうが良いかもしれない。
○今思い返すと、本書は非常に良かった反面、愛の定義が多面的すぎて、愛という言葉の意味にall in one感がある。
○なので、ここで使われている愛という言葉の抽象度を一段具体に進めた言葉で理解すると良いと思う。これにより、ふんわりしたところから行動につながる具体の世界に、還元することができると思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
背ラベル:158-ウ
-
だいぶ前に読み終わっていたが、何をどう書き残すかにややとまどって、遅くなった。
読みにくい本ではない。
文章は平易。
上田さん自身の体験を交えての議論は具体的でわかりやすい。
たしかに、今の社会の閉塞感を変えるには、積極的に愛することは必要かもしれない。
その愛は、プラトニックなもの、博愛みたいなものから、偏愛、性愛を包含する。
愛に区別をつけられないのはわかる。
どこかで線を引くという行為は、どうしても恣意性を帯びる。
けれど、DVを伴う関係にも愛を認めることはできるか?
では児童性愛は?
これらの場合、愛としては認め、行為としては間違っているとすればよいのか?
なんだかそこがどうしても自分の中でうまく折り合いをつけられなかった。 -
読んでいる途中は「ふむふむ、なるほど」と読み進めていたが、読み終わってみると、あんまり心に残ったものが無い。
結局、3ページくらいで終わるような話を延々と引き伸ばしただけなのだろう。
中学受験から大学受験まで頻出の「生きる意味」と同じ著者の作品だけあって、文章はとてもわかりやすく読みやすい。 -
この本を簡単にまとめると「愛されるよりも愛したいマジで」。やはり松本隆はスゴイです。でも松本隆がkinki kidsに歌わせた事を、今、ぜひ伝えなくては、と思ってこの新書を書いた上田紀行もエライです。今こそ行こう、生産性という打算の向こうへ!
-
東2法経図・6F開架:B1/10/1010/K
-
2019年6月22日 77冊目(6-7)