- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334044312
感想・レビュー・書評
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章ごとにいくつかの項目だてがあり、キーワードとしての指針が書かれていて、何が述べられているか理解しやすいと思う。ただ、その項目の中には、一見なぜここで述べられているのかすぐには理解しがたい部分もあって、ちょっと雑駁になっている項目もある。ただ、実例を挙げながら、歯切れのよい迷いない言葉づかいで、読者にはその分余計にわかりやすくなっているので、間違いなく良書です。
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マニュアルを作成する際に何を気をつけるべきか、いわばマニュアル作成のためのマニュアルのような本です。本の中でも指摘されているようにマニュアル作成も奥が深く、その出来不出来で業務効率が左右されるため、本書のような本でポイントを抑えられるのはありがたいです。
肯定系で書く、更新履歴を残す、揃い待ち合流は忘却ミスのもと、工程確認より結果確認…確かにそうだなと思わさせれる点は多く、類書は多くないですが多くの人が読むことで、生産性向上につながる本なのではと感じます。 -
中田亨著『「マニュアル」をナメるな!:職場のミスの本当の原因』(光文社)
2019.9.30発行
2022.11.20読了
タイトルで抱く印象どおりさくさく読める。実際のマニュアル作成にあたって参考になりそうな記述もいくつか散見された。
しかし、各記述が相互矛盾していると思える箇所があり、そこについてのフォローがなかったのが残念であった。もとよりマニュアル作成は実践的行為であり、そこに科学的論証の正確性を求めるのは酷なことかもしれないが、それでもやはり断片的で非体系的な印象は拭いきれなかった。
ただ、失敗事例が豊富に掲載されており、読み物として興味深く、大変面白かった。石巻市立大川小学校のマニュアル不備やJR西日本の新幹線重大インシデント、米国同時多発テロの自爆犯にビザの延長を求める書類を送ってしまった話など、話題に事欠かかず、同著者の類似本である『「事務ミス」をナメるな!』も読みたくなった。 -
マニュアルを書くためのTIPS、実践すれば役に立つのだが、実社会ではマニュアル書きの専業でも無い限りは、ここまで気を使って執筆する時間は無いね。
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首を大きく縦に振りたくなるフレーズばかり。
・積んである書類は、おそらく捨てられるし、捨てるべきということである。(p.37)
・検索できないマニュアルはゴミ。(p.86)
などなど。実際にはなかなか難しい場合もあるかと思うが、作成時には心がけたいポイントが多々あった。 -
ライン方式→セル・屋台方式
人間がその業務をやる、ということ忘れてはいけない。
再発防止策は逃げのマニュアル。事なかれ主義
次にする行動を説明せよ
文字修飾は読み飛ばしにつながるので×
検索。ハイパーテキストにしないと。
書いた人と理由、改定年月日を入れる
最終的には、マニュアルの不要な世界へ。 -
本当に読みやすいマニュアルに出会うと感動する。
私も使いやすいマニュアル作りを心がけたい。 -
会社の読書会の課題図書であった。私はここ一ヶ月ひたすらマニュアルを作成する仕事をしていた。上司に重箱の隅をつつくような指摘をされ、どうせ皆こんな細かいところまで読まないだろう…と思いながら作成していた。
そう。マニュアルは読まれないものである。そのマニュアルをどう読ませるか、すぐに使える知識がつく本であった。マニュアル作成時には思い出して、読み返したい。 -
工場作業におけるマニュアルが、中心の感じだが、事務作業でのマニュアルについても、十分示唆が得られる内容。
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手順の一本化はその通り。語彙の統一もそーですね。