蛇王再臨 アルスラーン戦記13 (カッパ・ノベルス)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334076771

感想・レビュー・書評

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  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】

  • 図書館で借りた。面白くなってきた

  • エステルの人生を思うにつれて、この作品で作者はどのようなプロットを立てたのかが気になる。
    何のためにこの作品でエステルという人物を作ったのか?
    敬虔なイアルダボート教の信者であり、正義感あふれる騎士であり、心優しい乙女であったエステル。
    彼女はパラフーダを十六翼将にするために存在したというのか。
    初恋というにも淡い好意をアルスラーンは彼女に抱いたけれど、作品における彼女の価値はその程度か。

    そもそも十六翼将って、必要なのか?
    確かにアルスラーンの大事を支えてくれた重要人物ではあるが、一般のパルス人からしたらどうだろう?
    多くの無名のパルス人だってアルスラーンのために命をかけて戦い続けたはず。
    それが、ぽっと出のシンドゥラ人やトゥラーン人が、しかも最初はアルスラーンの命を狙っていた側の人間がパルス人を差し置いてパルス人を率いるって、正気か?
    アルフリードやエラム、ギーヴにファランギースだって、戦闘能力の高いパルス人かもしれないが、将軍の器ではない。(翼将って将軍と違うの?)

    そしていよいよ物語は、アルスラーンの治世の下り坂にさしかかる。と思われる。
    なんだか翼将の翼って文字が、堕ちていくための翼のようでこの先を読むのが辛い。
    しかも十六人揃ったのがたったの二十日だなんて、作者の満足のための処遇じゃないか?

    あと蛇王って、蛇神じゃないから宗教とは無関係なの?
    再臨するけど神じゃなくて人間なの?
    パルスの国内だけに影響力があるって、どういう存在?
    神さまなら、人間が作った国境を無視したっていいはずだよね。

    残り巻数が少なくなってきて、タハミーネの実子の話も、ギスカールの話も進んでいないし、ヒルメスも足踏み状態。
    イルテリシュもどうしたいのか、いまいちわからないなあ。
    でも、蛇王が再臨したので、次は話が大きく動くのか?

  • 十六翼将の集結、ペシャワール城を放棄するというナルサスの奇計、蛇王ザッハークの再臨…と重要な事件の多い巻。けれどそれら以上に、第一部から登場していたキャラクターの退場が続き、全体的に重苦しい。特にエステルの死はあまりに呆気なく、そのぶん印象深くもある。

  • ヒルメスの余裕、エステルとパラフーダ、蛇王の再臨。

  • ちょ、お伝えしましたよねっ、私の意向はっ。(?)
    作者は鬼かっ!しかし愛があって良かったです…。

    もう、これまでで一番悲しいですし、久しぶりに本読んで泣きそうになりましたわ。
    小者のカーセムの心意気にも涙。弔辞にも涙。墓にも涙。
    実際に顔合わせてることなんて数ページ位なもんなんじゃないでしょうか、なのにここまで悲しいとかさ。

  • 160701読了。
    ついに十六翼将が揃ったー。
    けどー、、、、、ここからは破滅への道か。

  • クライマックスに向かうはずが、一向に盛り上がらない。ペシャワール城での戦闘、ミスリル国でクーデターを起こすヒルメス、エステルの死など盛りだくさんなのだが、それらのエピソードを貫く芯が弱い。何より、アルスラーんの出番が少ない。

  • いよいよ蘇ってしまったなーというところで終わった。
    アルスラーンのために生きていて欲しかった人も今回いなくなってしまった。
    最後に会えたのはよかったが、やっぱりとても残念。
    そして、最終巻がまだ出ていないことに気づいて衝撃を受けたのもこれを読んでいるときのこと。

  • この辺から記憶が薄い。
    エステルとザラーヴァントが退場。
    展開は足踏みだなー。
    あと数巻でまとまり切るのか。


    【57】

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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