作品紹介・あらすじ
東京・三鷹で白骨死体が発見された。死体のポケットには、未使用の「ワイドビューひだ13号」名古屋発高山行きの切符が。十津川警部は高山へ行き、7年前に町から消えた男の噂を聞く。男は市議会副議長の秘書をしていたが、その妻と駆け落ちしたのだという。慎重かつ大胆に捜査を進める十津川警部が掴んだ新事実とは?トラベル・ミステリーの第一人者が描く、極上のエンタメ・ミステリー。
感想・レビュー・書評
絞り込み
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購入した一軒家の床下から白骨死体が見つかり…。
最後の落とし穴は警察にしてはちょっと強引。
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以前に読んだ九州新幹線よりも警部自ら動いて事件解決に奔走してたのが話に動きがあって良かったです。カメさんと警部の議論もたくさんあったのでその辺も良かった。ただ、事件解決の為に部下の家にワザと泥棒をいれ、犯人を落とし穴に落として自供に持っていくやり方には疑問。
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おかしなところが二カ所ある。
死体を埋めた地図を、刑事の部屋から盗んだというところ。
刑事が知っているなら、もう死体はないはずだ。
死体を埋めたところに行って,穴に嵌って抜けられないというところ。
刑事が知っていて,見張っているはずなのになぜすぐに逮捕しないのか。
細部で気にかかるところもある。
下呂水明館という実在する旅館がでてくる。
旅館の描写があまりに少ない。
せっかく有名旅館を例示するなら、その描写を入れてもらえると嬉しい。
高山線の景色もいろいろ記述があると嬉しいかもしれない。
ちょっと残念。
著者プロフィール
一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。
「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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