ブラック・ショーマンと覚醒する女たち

著者 :
  • 光文社
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感想 : 171
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334101824

感想・レビュー・書評

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  • 夏川先生の本を探しに本屋さんへ行った時、入り口に大々的に平積みされていたので購入o(^▽^)o

    読んでいくと、どうもこれ、シリーズで刊行出来そうな本だなぁ、、、と。

    それもそのはず、どうやらこの本には前作があったらしい(-。-;
    やっちまった。読んでねーよ、それ。。。(-。-;

    東野圭吾先生の本って、いつでも単行本が平積みされているイメージがあって、気がつかないうちに読み飛ばしてたかな。。。
    長編は全部読んでいるつもりでいたけど、読めていない作品が結構あるんだろうな。気をつけなければ(^^;;


    前作を読んでいなくてもこの本は全然大丈夫(*^▽^*)

    一話一話は短編なのだが、連作になっている為、短編が大の苦手の私でも読み進めることができる。

    恵比寿にある『トラップハンド』という隠れ家的なバーのマスターと、その店に訪れる女性たちの物語。
    マスターの”マジック”は、単なるマジックではなく、その人物がどんな人間であるのか?人となりや、その人の心までも華麗に解き明かしてしまう。
    マスターの手にかかれば、複雑に拗れた問題も解決に向かう。

    このマスターのキャラクターも凄くいい。
    東野圭吾先生の作品はやっぱり読みやすいなぁ。
    いつも物語が前に進んでいて、全く飽きない!
    流石です!!

    • どんぐりさん
      読んだ本すぐ忘れちゃうのわかります…笑
      続編ものは前のものを読んでからじゃないと
      ちんぷんかんぷんなほどの時も…

      そうか、なるほど。

      な...
      読んだ本すぐ忘れちゃうのわかります…笑
      続編ものは前のものを読んでからじゃないと
      ちんぷんかんぷんなほどの時も…

      そうか、なるほど。

      なら私も順番間違えても楽しめますね笑

      でも不本意に見つけてしまったネタバレは
      なかなか忘れられないの何故なんでしょ。。。
      2024/03/12
    • bmakiさん
      どんぐりさん

      昨日読んだ本すら覚えていないことも。。。
      私の脳みそどうなってんだ???
      って思います(-。-;

      漫才とかで、...
      どんぐりさん

      昨日読んだ本すら覚えていないことも。。。
      私の脳みそどうなってんだ???
      って思います(-。-;

      漫才とかで、同じネタでも何度も笑えるのでラッキーってことで( ̄▽ ̄)


      不本意に見つけてしまったネタバレ、、、
      ブクログのコメントを読んでいると時々ありますね(笑)
      私も時々バラしていそうです(-。-;気をつけなければ(⌒-⌒; )
      2024/03/12
    • どんぐりさん
      よかったー
      みなさんちゃんと覚えているんだと思ってました笑
      自分だけじゃなくて一安心です。


      最近は読みたいと決めた本のレビューは
      読後に...
      よかったー
      みなさんちゃんと覚えているんだと思ってました笑
      自分だけじゃなくて一安心です。


      最近は読みたいと決めた本のレビューは
      読後に読ませてもらってます(^^)

      完全にネタバレしないでレビュー書くのって
      難しいですもんね。汗
      2024/03/12
  • ブラックショーマン 第2作目
    前作を再読し、続けてこちらを読んだので
    そのままの世界観で読めました(^^)


    でも一作目読んでなくても
    こちらは楽しく読めると思いますー! 


    それにしてもよくこんな特徴的な主人公を
    すっかり忘れていたものです。笑
    (大丈夫かな、自分。)


    さて、今回は連作短編
    短編苦手勢の私ですが
    この作品は連作ということもあり楽しめました(^^)


    なんなら今回は短編だったことで
    無理矢理感が減って
    このシリーズには合ってたのかも


    一作一作しっかりと作り込まれ
    どんな問題もすっきり解決するので
    読んでいて気持ちがいい!
    毎回驚かされ、楽しい読書時間でした♪


    様々な事件が起こる拠点として
    バーの「トラップハンド」がいい役割を果たしていて
    これは長くシリーズ化できそう!



    でもやっぱり長編が好きなので
    また長編も楽しみにしてます(^^)


    真世のその後も、
    武史の過去も気になるし
    まだまだ続く予感♪


    空き時間に気軽に楽しめる一冊です!

  • ブラック・ショーマンのシリーズ。

    読み始めて徐々に前作を思い出していく。
    「トラップハンド」のマスターが、元マジシャンであるだけに人を騙すのは十八番だが、人の嘘を見抜くのもうまい。
    もちろん人を騙すことはなく、今は鋭い洞察力でさらりと嘘を見抜いては騙す奴も見抜くという…。
    姪の神尾真世の難解な顧客の相談にものる。

    全6話の短編だが、すべて女性に関わる問題を難なく解決する。
    さくさく読めて楽しめる。
    それこそ元マジシャンの良さを活かしてのことだろう。


    ○トラップハンド〜婚活する美菜の危険を回避

    ○リノベの女〜上松和美の正体とは末永奈々恵

    ○マボロシの女〜歯科医師が忘れられない柚希

    ○相続人を宿す女〜亡くなった元夫の子⁉︎

    ○続・リノベの女〜末永奈々恵の母

    ○査定する女〜美菜の本当の夢





  • タイトル通り女性陣が中心となる6つの短編集。東野圭吾作品として珍しく殺人事件が起きない作品。こういった作品も肩に力を入れずに読めていいかも。軽いながらも、各話さりげなく繋がっていて著者ならではの捻りも効いてます。前作の記憶が朧げでしたがそれでも充分に楽しめました。

  • 恵比寿にある隠れ家的なバー、
    『トラップ・ハンド』。
    黒いシャツに黒いベストのマスター。
    長身で端正な顔立ち。
    ラスベガスでステージに立っていた
    やり手のマジシャン。
    そして、登場するお酒にも意味が。
    「ブラッディー・マリー」とか
    「ル・キャンドゥー・ダン・アーンジュ」
    なんか、素敵なんですけど。
    とにかく設定がお洒落なシリーズです。

    リノベーションの仕事をする姪の真世。
    彼女の顧客に訪れる困難や迷い。
    真世は仕事の枠を超えて関わってしまい、
    マスターが見事に解決の糸口を示していく
    …のだけれど、やり方がちょっとダーク。
    防犯カメラという名の盗撮、盗聴、
    それって大丈夫?な事案もあり、です。

    遭遇する悩みや迷いの原因はさまざま。
    親子関係、友人関係、キャリア等。
    マスターがある女性にかけた言葉が素敵。
    「人が生きていく上で助けとなるのは、
    失ったものではなく、手に入れたものです」

    そして、どの事案も幕引きが爽やか。
    女性たちが自分自身の人生に向き合い
    覚醒していく様子は清々しい。
    私もマスターの魔術にかかりたい!

    安心して読める東野圭吾作品。
    ドラマ化されるなら……
    マスターはディーン・フジオカかな?

    • bmakiさん
      なるほど!マスターがディーンフジオカさん、有りですね!

      西島秀俊さんとかも有りかなぁと思ったり(*^▽^*)

      勝手にちょっとかっ...
      なるほど!マスターがディーンフジオカさん、有りですね!

      西島秀俊さんとかも有りかなぁと思ったり(*^▽^*)

      勝手にちょっとかっこいい感じの人を想像しながら読んでしまいました(*^▽^*)
      2024/03/25
    • yyさん
      bmmkiさん、西島秀俊さんかぁ!
      それも、あり、あり♡
      ガリレオシリーズは、福嶋雅治ありきで読んでしまうけど、
      このマスターは、想像...
      bmmkiさん、西島秀俊さんかぁ!
      それも、あり、あり♡
      ガリレオシリーズは、福嶋雅治ありきで読んでしまうけど、
      このマスターは、想像力を掻き立てられますねぇ (^^)
      2024/03/25
  • ブラックショーマンの第二弾!
    今回は短編集でした。
    小気味いいテンポで話が展開されて読みやすかったです。
    最初の話の登場人物が、実は意外な人物像だったのが印象的でした。
    映像化待ったなしと言った感じでした!

  • 待望の第二段!

    BAR『トラップハンド』のマスターは、かつて、アメリカでマジシャンをしていた!
    彼はマジックの技を巧みに使い、人の嘘を見抜き、人を欺す!

    マスターの姪の真世(建築士)とのコンビでテンポ良く事件?を真実に導いていきます!

    本作は、トラップハンドを訪れる嘘と秘密に塗れた女性達の物語!


    トラップハンド:本作のプロローグ

    リノベの女:真世のもとにリフォームの相談があるものの、何故が真世の思い通りに進められず、取り敢えず打ち合わせをトラップハンドで行うことに・・・

    マボロシの女:ジャズのライブの後にトラップハンドを訪れた女性は人を待っていた、しかし待ち人は・・・
    マスターの兄が登場します!

    相続人を宿す女:お腹の中の子は別れた夫の子供だと主張する女性と、死んだ息子の子供だとは思えない両親のマンションとお金を巡る物語?

    続リノベの女:認知症気味の女性を見る施設職員は、その女性からある依頼を受けトラップハンドを訪れることに・・・

    査定する女:プロローグから度々登場する女性は、付き合おうとする男性の良否をマスターに判断してもらっている。
    今度は絵に描いたような青年実業家が現れる!
    今度は本物か偽物か?


    ブラック・ショーマンシリーズが、【加賀恭一郎シリーズ】や【ガリレオシリーズ】に次ぐstrongシリーズになる事を期待しています!

    次は是非、長編にて!!!

  • 面白い!

  • 面白かったです。前作は長編でそちらもとても楽しめましたが、本作は6話の短編集。1話1話気軽に読める感じになっています。ここ数日通勤電車で読んでました。電車乗ってる時間的に丁度良かったです。ひとつひとつ、ちゃんと謎解き要素(裏の要素)もあり、なるほどーっそういう事か、と楽しんで読めました。息抜き本としては丁度いいと思います。登場キャラも確立されていてわかりやすいので、テレビドラマでやっても面白いと思います。ただ少し謎解きディナー宝生麗子と影山っぽい印象もありますかね。まーでも面白かったので次回作また楽しみにしています。

  • 華麗なる謎解きの一冊。

    マジシャン叔父さんとの再会がうれしい6話の短編集。

    バー「トラップハンド」のマスターとして、シャカシャカとシェイカーを振る元マジシャンの叔父さん。サラサラと謎解きを披露する姿は華麗なるマジックを見ているかのよう。

    相変わらずの鋭い観察眼、見極め、そつなくこなすアドリブ、巧みな話術には舌を巻く。

    捻りを一振り入れた着地、たまに混じる嘘偽りのない温かな言葉もすごく良かった。

    人生の選択に寄り添い、道標をさりげなく見せてくれるようなマジシャンも素敵。

    気負わずに謎解きを楽しめる、エンタメ系ミステリ。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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