好色五人女 (光文社古典新訳文庫 K-Aイ 1-2)

著者 : 井原西鶴 田中貴子

• 光文社 (2024年1月11日発売)

感想・レビュー・書評

[真琴さんの感想 · 2024年1月24日]

お夏清十郎、樽屋おせん、おさん茂右衛門、八百屋お七、おまん源五兵衛の5作からなる『好色五人女』の現代語訳。訳者が「好奇心旺盛で情にあついおじさん」を語り手に設定しており、それを脳内再生しながら読んだ。どの時代も恋は盲目で、思い人のために生きる女の生き様には脱帽。その人生は儚く散るけれども。

著者プロフィール

（1642～1693） 江戸前期の浮世草子・浄瑠璃作者・俳人。本名は平山藤五。「好色一代男」「好色五人女」「武家義理物語」「日本永代蔵」「世間胸算用」「本朝二十不孝」「西鶴置土産」など。

「2019年 『男色大鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」