- Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334102906
感想・レビュー・書評
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前作は「バッタを倒しにアフリカへ」の続編。
著者の研究が成果を上げて多方面から称賛されていて、前作から読んでいる身として嬉しくなった。
今作は前作よりもバッタ研究をメインにしているものの、話題はあっちこっちに飛ぶ。読むにあたりそれが読者にいいか悪いかになるけれど、それは著者もことわりをいれてるし、それが面白い本なのです。
バッタ研究に関しての努力や工夫はもちろん、生活や人間関係もバラエティ豊かで楽しげに書かれていて600ページのゴツさ驚いた読み始めが嘘のようにサクッと読めた。
その中の1つに、日頃から常々思っている「人生なにが役に立つかわからない」というのを説得力を持って教えてくれる場面がよくあり感心しつつ学びにもなる。
ただ、同じように生きるには自分には勇気や器がまったく足りないし無理だ。
誰にでもおすすめできる本だけど、どちらかといえば学生や若い方にお薦めしたい。
きっと得るものはたくさんあると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長い。でも面白かった。
特に論文リジェクトされたり、取材攻勢されて、心が砕けたあたりは、涙 -
ベストセラー『バッタを倒しにアフリカへ』の続編。
前著は、サバクトビバッタとは何者で、なぜ同バッタを研究するのか、研究に伴う苦楽がコンパクトにまとめられており、非常に面白かった。
本書は続編ということもあってか、上記の事項は全くと言っていいほど記載がなく、前著を読んでいないと面白さが半減するのではないかと思われる。
また、著者自身も断っているが、話が多々脱線するので、何をテーマに語っているのかが分かりにくかった。
とはいえ、コロナ禍での苦難や、学術雑誌に掲載されることがいかに大変であるかを垣間見ることができ、非常に興味深く読めた。 -
【請求記号:486 マ 2】