半七捕物帳 1 (光文社文庫 お 6-1 時代小説文庫)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334702540

感想・レビュー・書評

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  • ミニコメント
    江戸時代の和製シャーロックホームズこと、半七老人が奇怪な事件を論理的な推理で見事解決する捕物短編集

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/203536

  • 「月光夜噺」において、なにやら絶賛されていたので
    気になって手に取ってみる。

    いや、なにこれ、おもしろい。
    大正時代に書かれただって?全然古くない。
    なんだか、話の上手いひとが、ひっじょーに分かりやすく
    事件のあらましを説明してくれているようで、
    まさしく、作品の在り方が、聞き書きなわけだが、
    その真骨頂って感じ。
    無駄がない。
    かといって、事務的ってわけではなく、そこに確かに江戸の人たちが生きている。
    こーゆーことがあったんでさあっと半七老人の昔話を本当にそのまんま閉じ込めたよう。
    これは、全六巻読んでみるべし。

  • 面白いー!まだまだたくさん読める幸せ!

  • 巻末解説者は都筑道夫。

  • 目次
    お文の魂
    石燈籠
    勘平の死
    湯屋の二階
    お化け師匠
    半鐘の怪
    奥女中
    帯取りの池
    春の雪解
    広重と河獺
    朝顔屋敷
    猫騒動
    弁天娘
    山祝いの夜
    解説 都筑道夫

  • 2007/11/17

  • 以前から読んで見たかった岡本 綺堂。
    面白い!
    人情といったものよりも、謎解きが主流かな。
    ちょっとした「おかしいな?」っていうところから、勘を頼りに事件を解決する半七。
    その語り口調も実にいい。

    第一巻目、終わりの解説は、都筑道夫による。まだなめくじ長屋を書いてらした頃のようで、またなめくじ長屋、探そうって思った。

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著者プロフィール

(おかもと・きどう)1872~1939
東京生まれ。幼少時から父に漢詩を、叔父に英語を学ぶ。中学卒業後、新聞、雑誌の記者として働きながら戯曲の執筆を始め、1902年、岡鬼太郎と合作した『金鯱噂高浪(こがねのしゃちほこうわさのたかなみ)』が初の上演作品となる。1911年、二代目市川左團次のために書いた『修禅寺物語』が出世作となり、以降、『鳥辺山心中』、『番町皿屋敷』など左團次のために七十数篇の戯曲を執筆する。1917年、捕物帳の嚆矢となる「半七捕物帳」を発表、1937年まで68作を書き継ぐ人気シリーズとなる。怪談にも造詣が深く、連作集『三浦老人昔話』、『青蛙堂鬼談』などは、類型を脱した新時代の怪談として評価も高い。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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