貨客船殺人事件 (光文社文庫 あ 2-2)

著者 :
  • 光文社
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 26
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334702854

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 問題編と回答編にわかれているけど特に考えずにさくさく読んだ。

  • 『犯人当て推理傑作集』ということで、犯人当てものが9編収録。解決編がうしろに纏めてあるので、問題編だけ読んでじっくり悩むのも良し、とっとと解決編読んじゃうも良し。
    なかでも倒叙モノである『ふり向かぬ冴子』が面白かった(← 倒叙なので犯人当てというより、犯人の犯罪計画のどこにミスがあったのか、を当てる)。
    まぁ、読者に犯人を当てて貰う事が目的なので、全般的にほどほどに小粒なトリックですが、どの作品も主人公が片っ端から甘党だったり、音楽ネタやロシアネタなど、読んでてほっこりするポイント満載。
    作品の舞台が、洋館、ホテル、客船にペンションと、ミステリ読みなら「うひょー♪」な設定なこともあり、大変楽しめました-。

  • イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5016821.html)
    (収録作品)砂の時計/夜の散歩者/二つの標的/白馬館九号室/貨客船殺人事件/伯父を殺す/殺意の餌/花と星/ふり向かぬ冴子

  • 短編が9編。
    どれも犯人を当てて楽しむもので、
    解答編はうしろにまとめて書いてあるので、じっくりと推理をすることができます。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

鮎川哲也(あゆかわ・てつや)
本名・中川透。1919(大8)年、東京生まれ。終戦後はGHQ勤務の傍ら、様々な筆名を用いて雑誌へ短編を投稿し、50年には『宝石』100万円懸賞の長篇部門へ投稿した「ペトロフ事件」(中川透名義)が第一席で入選した。56年、講談社が公募していた「書下ろし長篇探偵小説全集」の第13巻「十三番目の椅子」へ応募した「黒いトランク」が入選し、本格的に作家活動を開始する。60年、「憎悪の化石」と「黒い白鳥」で第13回日本探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。受賞後も安定したペースで本格推理小説を書き続け人気作家となる。執筆活動と並行して、アンソロジー編纂や新人作家の育成、忘れられた探偵作家の追跡調査など、さまざまな仕事をこなした。クラシックや唱歌にも造詣が深く、音楽関連のエッセイ集も複数冊ある。2001年、旧作発掘や新人育成への多大な貢献を評価され、第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。2002(平14)年9月24日、83歳で死去。没後、第6回日本ミステリー文学大賞を贈られた。

「2020年 『幻の探偵作家を求めて【完全版】 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鮎川哲也の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×