江戸情話集 (光文社文庫 お 6-13 光文社時代小説文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334718190

感想・レビュー・書評

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  • 心中物の話。舞伎用に書いたものを小説として書き改めたもの。

    いかにも芝居用に書いたものを小説にしたという感じがする。出来は凄く良い。流麗な筆致、時代を感じさせる小物の使い方や言葉遣い。破局へと向かっていく男女の機微や人情。情話というもの独特のべたべた。

    とは言っても、しつこいお涙頂戴なので、現代に生きる私は、やはりイライラしてしまう。

  • 目次
    鳥辺山心中
    籠釣瓶
    心中浪華の春雨
    箕輪心中
    両国の秋
    解説 岡本経一

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著者プロフィール

(おかもと・きどう)1872~1939
東京生まれ。幼少時から父に漢詩を、叔父に英語を学ぶ。中学卒業後、新聞、雑誌の記者として働きながら戯曲の執筆を始め、1902年、岡鬼太郎と合作した『金鯱噂高浪(こがねのしゃちほこうわさのたかなみ)』が初の上演作品となる。1911年、二代目市川左團次のために書いた『修禅寺物語』が出世作となり、以降、『鳥辺山心中』、『番町皿屋敷』など左團次のために七十数篇の戯曲を執筆する。1917年、捕物帳の嚆矢となる「半七捕物帳」を発表、1937年まで68作を書き継ぐ人気シリーズとなる。怪談にも造詣が深く、連作集『三浦老人昔話』、『青蛙堂鬼談』などは、類型を脱した新時代の怪談として評価も高い。

「2022年 『小説集 徳川家康』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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