三毛猫ホームズの失楽園 (光文社文庫 あ 1-74)

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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334729066

感想・レビュー・書評

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  • 中学生の頃はまっていて大人になって久々に読んでみた。パターンは覚えていてそこにはまった感じ。現実からはだいぶずれた展開もそのままだった。登場人物に型を超えた個性を与えているからだろう。

  • 画壇の重鎮・野上画伯邸で開かれた<アダムとイブ・コンクール>の最終選考会を舞台にした事件。下手の横好きの栗原課長大活躍?回。
    相変わらず軽快な文体なのでサクサク読み進められるのは流石。ただ"長編推理小説"の割には実際に事件が起こるのは中盤以降で、そこまでは延々野上を中心にした―それもあまり軽快でも愉快でも無い―人間関係のいざこざを描いているので若干食傷気味。事件の真相もかなり淡白。<チェシャ猫>の存在も事件をややこしくするかと思いきやさほどでもなし。

    エピローグで過去に散々罪を犯したツケが回り"楽園"を追われた某人物の憑き物が落ちた様な穏やかな姿が印象的で暖かい読後感を得られました。しかしつくづく女の敵であるw

  • 今回は確か晴美が大活躍だったような。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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