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- Amazon.co.jp ・本 (477ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334733032
感想・レビュー・書評
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昨日に引き続き土屋氏作品。防犯カメラやDNA鑑定もない時代に足を使っての地道な捜査活動がとてもリアルにのしかかってくる。初めに容疑者ありきでアリバイを崩して行くミステリーだった。ただ木曽刑事のキャラは好きになれなかった。
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文章がうまい
それにつきる -
今まで読んだ土屋隆夫の中では最も本格ミステリらしい作品でした。初っ端から被疑者のアリバイがクローズアップされたり、現場周辺が一種の密室状態であったことがわかり、一気に引き込まれました。
物語性の高さも健在で、妖しげな童謡や、一筋縄ではいかない人間関係など読んでいて飽きることはありません。
事件の真相自体は、さほどインパクトはありませんが、時代ならではのトリックは楽しめましたし、悲運に見舞われた女の遣る瀬無さが際立ったラストは特筆ものです。 -
犯人探しでもアリバイ探しでもなく、証拠探しの本格ものです。
メイントリックは今となっては使えませんが、単純で斬新なトリックは衝撃的でした。
犯人と刑事の攻防も読み応えがありました。