王を探せ: 鬼貫警部事件簿 (光文社文庫 あ 2-41 鮎川哲也コレクション)
- 光文社 (2002年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334733148
感想・レビュー・書評
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王を探せ
作者の言葉
長すぎるプロロオグ
1 疑惑の人たち
2 アリバイの調査
3 五人目の男
4 三浦半島へ
5 ヨッテルにて
中途半端な間奏曲
6 霧の死体
7 新しい発見
8 御油・赤坂
9 最後の発見
まとまりを欠いたエピロオグ
あとがき 多分に饒舌な
角川書店「王を探せ」 1981年12月
(原型 「王」 野性時代 1979年4月)
エッセイ 柄刀一
破門覚悟で私生活を暴く
解説 山前譲
鮎川哲也と登場人物名詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
亀取二郎を探せ。
なかなか複雑な話だった。
犯人の目星はけっこう最初の方についたけど、しかしこのトリックはわかるわけない。 -
3+
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容疑者の名前が全員同じという構造が面白かった。
正直犯人の割り出し方にはあまり目が向かなかった。二流ミステリ読みなものでm(__)m -
犯人の名前は亀取二郎。
というところから始まって「王」を探すことになるまでが長かった(笑) -
アリバイがてんこ盛り。どこを切ってもアリバイだらけ。同姓同名の容疑者たちと連続殺人という組み合わせは、アリバイの把握だけで頭が痛くなる。なので、一気読みをお勧めする。私の場合はだらだら読みになってしまったので、アリバイ崩しの醍醐味も感じないままあっさりと読了した。絶妙なタイトルに毎回感心するのだが、本作品は肩透かし。終わってみれば、「ああ、そんな謎もあったなあ」という淡白なリアクション。
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犯人の名前は亀取次郎。
それは判っているのに亀取次郎は四人が四人ともアリバイをもっていた!
どの亀取なのかハラハラしちゃいます。 -
冒頭から繰り返し続けられる5人の「亀取二郎」のアリバイ調べはものすごく魅力的だし、それぞれのキャラも立ってる。そしてそれを支えるトリックもちょっと専門知識を必要とされる以外は良かった。でも…俺は鬼貫警部が見たかったのにー…。いや丹那刑事もいいんだけどさー。