濡羽色のマスク (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
3.44
  • (16)
  • (11)
  • (64)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 324
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334733728

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 毎年1冊出てる杉原爽香シリーズの15作目。爽香は29歳に。相変わらずクズ男満載だけど、私も慣れてきたわ。今回はマシやった。ホンマにどうしようもない男どもばかりやけど、それを許してる女どもにもええ加減にしいやと云いたいわ・・・

  • 49歳→39歳→40歳→41歳→42歳→43歳→44歳→48歳→47歳→46歳→45歳→38歳→37歳→36歳→35歳→34歳→夢色のガイドブック→33歳→32歳→31歳→30歳→29歳

    「何もかも自分一人でしょい込まないで。責任にも順番をつけるのよ。その第一から始めて、第三で手一杯になったら、第四以降は他の人に任せる。それだけのゆとりがないとだめ」
    「とことん、続かなくなるまでやってからじゃ遅いの。余力を残している間に、切りかえるのよ」

    「そう。お父さんなんか、外での顔と家での顔と、どんなに違うか。お母さんだって、見たくないものは何も見ないで、自分の楽しみに熱中して、いやなことを忘れてる」

    「頭にあるのは次の選挙のことだけ。 地元のために、いりもしない道路を作り、国の税金を注ぎ込む 。税金は 君のような若い子からお年寄りまで、あらゆる国民が苦しい 暮らしの中から払ったものだ。それを 奴らは自分のポケットマネー のつもりでバラまく」

  • 政治家:成田が『足長おじさん』かと思いきや『ロリコン大臣』であった。今回も爽香の機転で何とか無事にピンチを乗り切る。河村も現場復帰をして昔のような頼りがいがある人に戻ったようだが、彼にも問題は山積みであり、まだまだ一波乱ありそうな感じ。
    それにしても兄の充夫は本当にダメ人間になっている。その内、大きな事件に巻き込まれてしまうのではないだろうか。爽香ももっと激ギレしてもよいのになぁと思ってしまう。

  • 爽香29歳。
    相変わらず人のために動く姿が素敵。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    高齢者用ケア付きマンションで働く爽香は、親会社が計画する新プロジェクトの準備に参加して多忙な日々を送っていた。爽香の恩師・河村布子は、新しい職場を見付けたが、夫・太郎の「秘密」に悩んでいた。そして、刑事の現場から離れている太郎は、ある夜偶然、殺人現場に出くわし、勝手に捜査を開始する!登場人物が読者とともに年齢を重ねる画期的シリーズ第15弾。

    令和2年1月6日~7日

  • ホステスが殺された。娘の里見が殺された母が生んだ一郎を育てる決意をする。河村からの依頼でさやかは里見の就職を世話する。赤川作品には度々子供に性的興味をもつ男がでてくる。ストーリーにシリアスなテイストを加えているが私としては好きではない展開。

  • 前巻で爽香がホームに突き落とされたと思ってました。どこにも触れられていないので、爽香ではなく、自殺だったのかな・・・河村の不倫相手早川志乃の赤ちゃんも生まれます。布子は気づいているが核心を聞きだせず・・・爽香の周りの男の人は本当にどうしようもなさすぎます。挙句の果てに今回はロリコンの大臣まで出てきてその秘密を隠すために殺人まで・・・・遂には兄の充夫も不倫相手に子供ができてしまいます。この人は爽香への感謝の気持ちはないのか・・・爽香、がんばれ!!!

  • まったく男どもは!!

  • 赤川作品の中で一番好きなシリーズです。
    爽香・29歳。

  • 働くサヤカの生活がすごすぎて、読みながら一緒に疲れそうだった(笑)いろんな人とつながりがある人って、すごいよなーて思う。マンションの運営て、、やってみたいよね、なんてことも思ったり(^^)笑

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤川次郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×