- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334737467
感想・レビュー・書評
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コミカルで面白かったけれど、最後のまとめは雑というか、?
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これは良い猫本!これは愉快で切なく楽しい良い猫本!!自伝的青春小説、らしい。上京したての貧乏青年が突然猫と共に生活することになっちゃって(というか、出産直前の母猫に捕まって)から、猫たちとの別れまで。不思議で可愛く愉快な猫たちとの生活、一人前になっていくアサグレ青年。一話がとても短くてお手軽でしかも猫たちが可愛い。休憩本にぴったりだった。これは、素敵な種類の、猫本!
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読みやすい。ああ、猫ってそうだったなあっていうほのぼの観察ストーリー。猫を飼いたくなった。作者が猫好きなことが分かりほほえましく読める。
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猫を飼うときには、
生き物を飼う責任を、
持たなければならない。
かわいいだけで飼うと、
虐待になってしまう。
生き物は道具ではないし、
玩具でもないのだ。
そして、生き物は死ぬ。
それを認識せずに、
飼うことはできない。
人間も猫も死んでしまえば、
残された者は悲しい。
それに加えて、
残された者は、
彼/彼女が、
確かにそこにいたことを、
いつまでも、
いつまでも、
覚えておくことしかできないのだ。 -
猫好きな人、猫飼ってる人には、うんうん、と、頷ける話。
スミさんは、家猫だけども。いなくなったら、寂しいだろうなぁ……;; -
読み終えた今、「嘘猫」というちょっと変わったタイトルがじんわりと胸にしみてきています。おもしろくもやがてちょっぴり哀しい、著者の若い頃のある一時期のおはなし。「猫好きのかた必読!」と断然言い切れる作品です。
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やさしい気持ちになれる大好き猫本の一冊。(akiko_tkさん)
新米コピーライター、アサグレ青年ととある猫たちのお話。淡々と語られる文章はそれでいて猫たちへの愛情に満ち溢れていてたまらない。懐かしく、そして少しだけ切ない物語(gorotsukinekoさん) -
元コピーライターの小説家、浅暮三文のエッセイ。あれ?エッセイだったっけ??途中でエッセイであることを忘れてしまうほどストーリー性に満ちています。笑いあり、涙あり(?)でユーモラスな浅暮節が存分に発揮されています。エッセイはちょっと…という人、そして猫好きな人にお勧めしたい一品です。
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自伝的青春小説
1984年、24歳の僕はコピーライターとして働くため、上京した。
持ち物は原稿用紙と国語辞書の入ったアタッシュケースと、毛布、下着、数着の着替えだけだった。
住まいは荻窪のアパート。
6畳の畳しかない部屋の天井には、なぜか靴の足跡がついていた。
梅雨のある日、いつものように窓辺の棚板を机代わりに仕事の原稿に取り組んでいた。
窓の下では野良猫が鳴いていた。
そして、どさんと音がした。
何事かと窓をあけてみると、大きな太った猫が窓の桟にいたのだった。。。 -
エッセイなのにファンタジー。
少し泣きそうになりました。